本セッションでは、まずゲームやアニメの制作現場でのチームによる脚本制作の【必要性】と【課題】について説明いたします。
その【課題】の解決方法として、チームで高品質な脚本を作成するために生まれた海外の脚本制作手法「ショーランナー」と「ライターズルーム」の仕組みと導入方法について、リモートワークでの実践例を元に解説いたします。
リモートワークでも「ライターズルーム」を実施できるツールの活用法や、チームでの最も大きな【課題】の一つ、メンバー同士のコンフリクトの解決法も紹介いたします。
また、それらを実現可能にしたシナリオ横串チーム「ROOTS(ルーツ)」が4年間実施してきたマネージメントの詳細についても紹介いたします。
これら具体例を踏まえて、ゲーム開発でもすぐに活かせる「クリエイティブを高める方法」と「マネージメントによるシナリオチームの安定化」についてお伝えいたします。
講演者プロフィール
水野 崇志
フリーランスのシナリオライターとして約10年間の活動を経て2017年、シナリオディレクターとしてアカツキへ入社。同年、プロジェクトを横断したシナリオ横串チーム「ROOTS」を発足しリーダーを務める。ゲーム事業と並行し、キッズ向けYouTube「クマーバチャンネル」も担当中。
《講演者からのメッセージ》
さまざまなメディアでシナリオの需要が高まる中、その制作ノウハウが共有/発展する機会は限られています。
そのため、本セッションを通して「ゲームシナリオライター」という職業の理解が広まること、そして「ゲームシナリオ業界」の発展の一助として貢献できればと思います。