本セッションでは、キャラクターIPを使用したソーシャルゲームにおけるIP商品(=販売するキャラクター)の商品力を客観的に把握するための運営上の取り組みについてご紹介します。
キャラクターIPを使用したソーシャルゲームの運営には、事業上大きな課題があります。それは売上がその時々に販売するIP商品力に影響され適切な運営の弊害になるというリスクです。まずこの運営リスクについてご説明します。
次に、課題解決の取り組みとして、リスクを低減するため「商品力」を定量的に把握する試みについてご説明します。主に個人の売上データを用いた定量化するためのクリアすべき具体的な課題と統計的分析手法を用いた対策方法について解説します。
また、定量化した商品力指標の運営上の利用例を紹介します。
講演者プロフィール
柴宮 朋和
医療統計解析、ゲームデータ分析等を経て現職。
ビジネス分析と購買行動の分析を主軸に活動。
「分析に必要なのは筋肉」がモットー。
《講演者からのメッセージ》
ソシャゲはゲームというより小売りに近いビジネスです。つまり販売する商品が重要です。
販売物の商品力をどう評価して良いのか悩んでいる方、定量的評価を日々のビジネスに活かしたい方にお役に立てれば幸いです。
川上普史
2004年株式会社セガ入社。PC・CSのプランナーを経験後、運営部門へ移動し「Kingdom Conquest」のディレクタを担当。
最新作ではキャラクターIPを扱うソーシャルゲームタイトルの運営リーダーとして管理する立場へ。
《講演者からのメッセージ》
キャラクターIPを扱うソーシャルゲームでは人気を見誤り計画未達に陥ることも・・・
人により商品力の評価は様々であり、どのように評価するべきか?どれだけ商品価値を付加するべきか?
そういった悩みを抱える方へお役に立てれば幸いです。