指一本で空を飛ぶ!カジュアルな360°空中対戦アクションを支えるゲームデザインとシステム

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日時:
2020年09月04日(金)14時15分〜15時15分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: モバイル
受講スキル:
・スマートフォン向けのダイナミックなアクションゲームの開発に興味のある方 ・より間口の広いアクションゲーム実現のタネをお探しの方 ・カットシーンではない動的なカメラワークのアルゴリズムに興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
・3D慣れしていないプレイヤーが陥りがちな操作ミスを補助するシステムのアイデア ・アクションとカメラを同時に操作できないことを前提として、状況に応じて動的に変化する操作不要のカメラワーク ・3D空間で混乱しがちな方向や状況について、熟練度に依存せず直観的に把握できるUXの知見
セッションの内容

2020年2月13日より世界130カ国以上でサービスを開始したマルチプレイ対戦アクションゲーム『Kick-Flight』では、
モバイルゲームでは珍しい、XYZ軸全ての方向に移動できる360°アクションを採用しています。

一般的にモバイル端末は「入力インタフェース」や「画面サイズ」など、デバイスの制約により
3Dアクションゲームを製作するには障壁が多いですが、更に360°となるとより一層難易度が上がります。

弊社では、複雑なアクションを間口広くプレイできるよう数多く試行錯誤してきました。
本セッションでは、「操作が難しい」「カメラワークが不親切」「状況が分かりづらい」というような障壁を、
ゲームデザインとシステムの両軸から解決した知見について解説します。


講演資料

  • CEDEC2020_指一本で空を飛ぶ.mp4

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講演者プロフィール

川辺 兼嗣

川辺 兼嗣
所属 : 株式会社グレンジ
役職 : エンジニア

2013年株式会社サイバーエージェントに新卒でエンジニアとして入社し、子会社のグレンジへ配属。
「ポコロンダンジョンズ」のモックアップ制作から携わり、リードエンジニアとしてリリース・運用。
2015年に新規のゲーム開発を始め、15以上のゲームのモックアップを制作・ブラッシュアップに努める。その中から「Kick-Flight」の開発が2018年から開始。
2020年に「Kick-Flight」をリリースし、現在、開発と運用を行いながらより遊びやすいゲーム体験を追求しています。

《講演者からのメッセージ》
「空を自在に飛び回る体験を作る」「間口の広いゲームを提供する」2つの両立を目指して『Kick-Flight』は生まれました。
3D空間をダイナミックに、かつ分かりやすく遊ぶ上でぶつかった課題と解決方法や考え方を、モバイル・コンシューマーを問わず、今後生まれる3Dゲームに少しでも活かしていただければ幸いです。