ハイブリッド型Mayaツール開発:CPP+Python連携によるスピードアップの話

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日時:
2020年09月04日(金)13時00分〜14時00分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: PC
受講スキル:
・基本的なMayaのPythonスクリプティング、MayaAPIを取り扱った経験 ・基本的なC++知識 ・Pythonのスピードアップ、CPythonの言語連携に興味がある方
受講者が得られるであろう知見:
・Python/C++/C#の3方向InterOp ・言語連携を生かしたツール設計やコーデイングテクニック ・Cython、PyBind11、OpenMPをはじめ加速やパラレル処理ライブラリーエコシステムの現状を把握 ・CMakeによるMayaプラグインプロジェクトのセットアップの整理方法 ・Pythonとプラグインのデバッグ、プロファイリングテクニックなど
セッションの内容

Mayaのスクリプティング、プラグインツール開発でよく発生する
パフォーマンス問題、スピードアップのために今までの対策と、
その工程で分かってきた言語連携テクニックついて語ります。
それに合わせて、関連するデバッグやプロファイリングテクニックや、
ハイブリッド機能で開かれた応用の道などについても説明します。

本セッションはMayaツール開発に絞っており、職人の方向けの講演と
設計しておりますが、PythonのスピードアップとC++連携に興味がある方にも
お役に立つ情報があるのでPython利用者であればすぐに持ち帰って
ご活用できるネタが満載です。


講演資料

  • CEDEC2020_cedil.pdf
  • filter_vtx after.mp4

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講演者プロフィール

バントゥクーン オラン

バントゥクーン オラン
所属 : スマイルテクノロジーユナイテッド株式会社
部署 : 開発部
役職 : テクニカルアーティスト

3Dアーティスとして働いた時期もあったため、デザインナーの現場事情を理解し、デザイナー、エンジニア、制作間の連携に技術的の支援業務に携わる。
Mayaを中心にDCCツール、システムユーティリティの開発及びワークフロー、テクニカルコンサルタント業務に従事するTAです。

《講演者からのメッセージ》
今回は初めて講演者として登壇します。

Pythonは柔軟性高く万能なんでも言語として知られ、広く知名度高く様々なプロジェクト、製品、組織体に普及したことがその力の証である。
しかし、その使い勝手の良さの為に犠牲されたパフォーマンスや落とし穴も少なくない。
私のセッションでは、その問題に対して、MayaのPython(エンベッド型CPython)を取り扱った経験で分かってきたことについて語ります。
中では、一般のPython(CPython)に適用できるテクニックもありますのでこの情報がPython利用者方々に
もし今後、お仕事の効率化、成果及び新たな発想に繋がることができましたらとても幸いです。