モバイルゲーム市場では、プロダクト品質の向上に伴い、開発にかかる工数や難易度が年々上昇しています。
そのため、画面構成やインタラクションを試行錯誤するイテレーションを高速に回すことができるプロトタイピングの重要性が高まっています。
弊社ではプロトタイピングツールとしてAdobe XDを採用しており、下記のように企画からUIデザイン、実装に至るまで全てのフローでスピード感を意識しています。
・企画:全機能を俯瞰し作成する構成案作成フロー
・UIデザイン:XDで行うUIデザイン
・実装:XDで作成されたUIデザインをそのまま簡単にUnityにインポートし、実際のゲームに反映できる内製ツール
このように各フローでXDを活用することにより、高速かつ高品質な開発を実現しました。
本セッションでは、企画を行うディレクター、UIデザインを行うクリエイター、実装を行うエンジニアそれぞれの視点から、XDをどのように活用して高速な開発を実現しているか、そのノウハウを解説します。
講演者プロフィール
田村 和範
2015年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
株式会社QualiArtsにて複数の新規モバイルゲーム開発に携わり、主にUI実装を担当。
並行して、複数のプロジェクトで横断的に利用可能な内製UIフレームワークの開発にも従事。
学生時代はプログラミングコンテストに熱中。ICPC2013アジア地区予選7位などの実績あり。
《講演者からのメッセージ》
Adobe XDは、エンジニアの視点から見ても使いやすく拡張もしやすいツールです。
今回、Adobe XDで作成されたUIデザインを自動的にUnityに取り込む仕組みの開発・導入を行いました。
デザイナーとUnityエンジニア両方にできる限り余計な負担をかけないようにするため、どのような点に注意しながら仕組みを構築したかについて説明します。
春山 俊輔
2013年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
現在は株式会社QualiArtsにて新規コンテンツの立ち上げに従事。
ゲーム管轄全体のプロダクト品質向上のため、UI/UX研究をする専門組織「UIUXLab」のメンバーとしても活動中。
過去にはペット、麻雀、パズル、RPG、アニメIP、美少女VR、戦闘機など、ジャンル問わず立ち上げ~運用を経験。
《講演者からのメッセージ》
Adobe XDを開発の軸に据えるために行なったコミュニケーションや、実際の使用感をお伝えできればと思います。
開発スピードを上げる手助けになれたら幸いです。
鈴木 雄一朗
2012年に株式会社サイバーエージェントに中途入社。
webフロントエンジニア、Unityエンジニアを経験後、ディレクターに転向。
現在は株式会社QualiArtsにて新規コンテンツの立ち上げに従事。
複数のプロジェクトでディレクターとして立ち上げ~運用を経験。
《講演者からのメッセージ》
スマートフォンゲームの開発規模やユーザーから求められる品質も年々高くなっています。
Adobe XDを使うことによってより短い期間でより質の高い企画・開発を実現することが可能となりました。
今回はその手法についてご紹介したいと思います。