海外オーケストラレコーディングで本当に大成功を収めるために必要な準備

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日時:
2020年09月03日(木)16時45分〜17時45分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
海外での楽器収録を検討していること または海外で楽器収録したが思うような結果が得られなかったこと
受講者が得られるであろう知見:
海外音楽レコーディングを行う際に関わる人間、役割とその重要性。 コンポーザーがレコーディングを行う際に目指すべきゴール。
セッションの内容

本セッションでは海外の音楽レコーディング、特にオーケストラを収録する際に
同じコストで出来るだけ大きな成功を収めるための準備について触れていきます。

まず収録を行う際にコンポーザーが問われる心構え、ゴール設定についてご説明し、
その後レコーディングに関与する人間の役割を列挙、整理しそれぞれに求められるな知識、技術をご紹介します。
更に、レコーディングの進め方とそのメリット/デメリットやサンプルと組み合わせる際の注意点、
ブッキングの際の注意点などをご紹介します。


講演資料

  • CEDEC 2020.pdf

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講演者プロフィール

青木征洋

青木征洋
所属 : 株式会社ViViX

作編曲家、ギタリスト、エンジニア。

東京大学工学部卒。2008年に株式会社カプコンに入社し
在籍中に戦国BASARAシリーズの楽曲制作を担当。
2014年に独立した後は「Street Fighter V」
「FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER: COMRADES」や「ASTRAL CHAIN」等の楽曲制作にも参加。
CEDEC2016「打ち込みが生演奏を超えた日」で講演。

Facebook: https://www.facebook.com/Godspeed.ViViX
Twitter: https://twitter.com/Godspeed_ViViX

《講演者からのメッセージ》
レコーディングは音楽家にとって非常に素晴らしい体験なのは言うまでもないことですが、
録ることをゴールにしてしまうのはあまりに勿体なく、録れば良くなると言う考えも危険だと考えています。
「録音物を残す」ということにもう一歩踏み込んで向き合うことでより素晴らしい音楽作品、音楽表現が生まれ、
ユーザーのゲーム体験をより豊かなものにすることに繋がります。

仲間 将太 Shota Nakama

仲間 将太 Shota Nakama
所属 : soundtrec, LLC.
役職 : 代表

音楽プロデューサー、作編曲家、ギタリスト。

沖縄出身で米国ボストン在住。中学校から不登校になり16歳で大検を取得。18歳で渡米し、在米歴20年。バークリー音楽大学映画音楽作曲科学士課程、ボストン音楽院クラシックギター科修士課程修了。

自身が代表を務める「soundtrec」で、音楽制作、欧米レコーディングコーディネート、ライブプロデュース、欧米の音楽ソフトウェア・プラグイン会社のコンサルティングを行っている。

これまでに参加した作品は「Final Fantasy XV」「盾の勇者の成り上がり」「Little Witch Academia」「Lazer Team」「Triumphant Heart by Jason Becker」など、ゲーム、アニメ、映画、アーティスト作品とジャンルを問わず多数。ロックとオーケストラを融合した譜面を最も得意としている。

ライブコンサートプロジェクト「Video Game Orchestra」のプロデューサーとして、欧米を中心に毎年ツアーを開催。Line 6本社とエンドース契約を結んでいるアーティスト。

《講演者からのメッセージ》
レコーディングとは、人間の演奏で音楽をより豊かにする、音楽制作の最も楽しいクリエイティブなプロセスの一つ。

海外でレコーディングすると、その国の風土や気候、歴史や文化から形成される独特の音楽的個性・表現力を得ることができます。しかしそれを成功させるためには、自国との違いを理解する力、現地のチームを信頼する力…など色々な要素が必要になってきます。

私の経験や知識のもと、その力を養うためのアドバイスを本講演で提供出来ればと思います。