エースコンバット7は、VRで困難なフライトゲームにおいて快適なパイロット体験を提供し、大好評をいただきました。
前VRタイトルであるサマーレッスンでは固定カメラで酔いへの対応が不要でしたが、今回はその対応と爽快感の共存が課題となりました。
本セッションではその難問をどう解決したかをお話します。
講演者プロフィール
山本 治由
エースコンバット7ではリードVRエンジニアを務める。
2006年 バンダイナムコゲームス(現バンダイナムコスタジオ)入社
入社以来、鉄拳、サマーレッスンを経て、エースコンバット7のVRモードの開発に携わる。
《講演者からのメッセージ》
「VRでフライトゲーム」と聞くと、大半の方は「楽しそう!」と思うと同時に、「酔いそう…」と思うことでしょう。
幸いなことにエースコンバットVRチームには知見を持ったメンバが揃い、この課題に正面から向き合うことができました。
この先VRでどのようなアクションが可能になるのか、非常に楽しみです。
夛湖 久治
1994年に旧ナムコ(現バンダイナムコスタジオ)のアーケード用中大型機の企画セクションに入社。エアーコンバット22、トーキョーウォーズといったミリタリーモノから、機動戦士ガンダム戦場の絆といったモビルスーツモノに加え、アルペンレーサーシリーズ、ダウンヒルバイカーズといったスポーツ、ニンジャアサルトといったガンシューまで全般を作る。その後家庭用部門に移り、ソウルキャリバーV、ポッ拳といった格闘ゲーム、ナムコミュージアム、パックマンチャンピオンシップエディション2プラスといったオールドコンテンツまで幅広くを作る。なんでもできるが本人はナムコユニバース設定であるUGSF設定の番長と認識している。エースコンバット7-VRモードのディレクターをつとめた後、現在はエースコンバット7-DLCディレクター。
《講演者からのメッセージ》
アーケード用中大型機の制作経験、球面投影筐体のアーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』の制作経験を経て、今回PS VRで好評を得た『エースコンバット7』VRモードをどのような点を意識して作ったかを、VRエンジニア担当で『サマーレッスン』を作り上げた山本 治由氏とともに説明致します。