ゲームにおけるモンスターは、遊び方のバリエーション増加と生態系による世界感表現といった重要な役割を担う一方で、開発にかけられるコストと物量を考えると、効率的かつ個性的なものを増やすことは開発者を悩ませる要因の一つでもあります。本講演では、プリンセスコネクト!Re:Diveの開発事例を通じ、個性的なモンスターを効率的に生み出し、ユーザーに驚きや意外性の提供を実現した制作手法・開発体制について、ビジュアル・モーションの2つの観点でご紹介します。また、モーションデザインにおける緩急をつけたわかりやすさ、爽快かつ華やかな印象を維持した上での物量の最適化を実現したノウハウについてもご紹介します。
講演資料
- 個性的で魅力的なモンスターを量産するためのデザインの秘訣と開発手法紹介 ~プリンセスコネクト!ReDiveにおけるモンスターデザイン制作事例~.pdf
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講演者プロフィール
野西 正武
2015年に株式会社Cygamesに新卒として入社。
イラストレーターとして『プリンセスコネクト』、『プリンセスコネクト!Re:Dive』に所属し、
現在はモンスターデザインを担当するチームでリーダーを務めている。
イラスト制作に合わせてモンスターのモーション監修も行い、コンテンツ力の強化に尽力している。
《講演者からのメッセージ》
ゲームにおいてモンスターのクオリティはそのままゲームのクオリティにつながっていくと思っています。
今回の講演でお話する工夫や考え方が、皆様の今後のゲーム開発に少しでも役に立てれば幸いです。
高 泰俊
Flashクリエイターとして、ミニゲーム制作やソーシャルゲームの演出制作経験を経て、2014年株式会社Cygamesに合流。
数々のタイトルのキャラアニメーション制作を経験したのち、「プリンセスコネクト!Re:Dive」の開発に参画。
初期は制作を行い、現在はモンスターのモーション監修、絵コンテ、エフェクト制作等を担当している。
《講演者からのメッセージ》
バトルにおいて段階的に仕上がっていくモンスターの動的ビジュアルを動画踏まえてご紹介します。
また、監修者としては、どういった視点で成果物を確認するのかを言語化したチェックシートを通して
こだわっているポイントを紹介します。