物理マシンでのアセットビルドをやめてみた 〜クラウド化の具体的事例と現実的手法〜

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日時:
2019年09月04日(水)16時30分〜16時55分
形式: ショートセッション(25分)
プラットフォーム: モバイル
受講スキル:
ビルドパイプラインの設計・管理手法に興味のある方 またはビルドパイプラインの利用者で、その改善手法に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
ビルドパイプラインの処理時間の改善、コスト削減のための具体的な手法。 特に運営中のプロダクトなど、大規模な再設計や実装することが困難な場合においても改善を進めることができる現実的な手法。
セッションの内容

昨今では、スマートフォンゲームにおいてもコンソールライクなゲームが増加し、同様にアセットのサイズも肥大化し続けています。
WFSで開発している作品においても、リリース時に比べアセットサイズは増加しアセットビルドの処理時間は増加してゆくため、アセットビルド環境の見直しをする機会がありました。

本セッションでは、Mac OS 上のCI環境(jenkins)から、AWSのLinuxインスタンスを使用したCI環境への移行を行った事例を題材として、
AWSを使用したハードウェアリソースのスケールアウト、スケールケールアップの具体的な設計・管理手法を紹介します。

また、ビルドパイプライン環境としてAWSを使用する場合のメリット/デメリット/移行の際の要点を整理し、
実際にAWSへの移行を検討する際に必要となる判断材料を提供します。


講演資料

  • CEDEC2019_物理マシンでのアセットビルドをやめてみた_講演資料.pdf

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講演者プロフィール

梅木 隼

梅木 隼
所属 : グリー株式会社
部署 : Wright Flyer事業本部 第1スタジオ部 Engineering グループ
役職 : シニアエンジニア

組み込みFW開発、Webベンチャーの起業等を経験後、2011年にグリー株式会社に入社。
入社後は、ブラウザゲームの開発を経て、2014年から複数のネイティブゲームのクライアント開発を担当。
『アナザーエデン』の開発と、そのコード資産をベースに開発した『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』にはプロジェクト立ち上げ時から関わり、両プロダクトのエンジニアリングを横断的に担当。
現在は『アナザーエデン』のメインプログラマーとして、開発・運営にあたっている。

《講演者からのメッセージ》
ビルドパイプラインの物理マシンからVMへの移行について、具体的事例・知見を紹介させていただきます。
皆様の今後の開発の一助となれば幸いです!

西田 綾佑

西田 綾佑
所属 : グリー株式会社
部署 : Wright Flyer事業本部 Technical Directionチーム
役職 : テクニカルディレクター

グリー株式会社 Wright Flyer事業本部 Technical Directionチーム Manager

2014年 東京大学大学院 情報理工学系研究科修了
同年 グリー株式会社 入社

Wright Flyer Studiosにてアナザーエデンなど、複数のゲーム開発を担当。
現在はTechnical Directionチームを発足し、スタジオの技術面を横断的にみている。

CEDEC2018登壇
CEDEC2017登壇

《講演者からのメッセージ》
今回のCEDECでは2本登壇させていただきます。
よろしくお願いいたします!

- アナザーエデン / 日本でコンテンツ開発を継続しつつ、海外でリリースするためにしてきたこと
- 物理マシンでのアセットビルドをやめてみた 〜クラウド化の具体的事例と現実的手法〜