昨今では、スマートフォンゲームにおいてもコンソールライクなゲームが増加し、同様にアセットのサイズも肥大化し続けています。
WFSで開発している作品においても、リリース時に比べアセットサイズは増加しアセットビルドの処理時間は増加してゆくため、アセットビルド環境の見直しをする機会がありました。
本セッションでは、Mac OS 上のCI環境(jenkins)から、AWSのLinuxインスタンスを使用したCI環境への移行を行った事例を題材として、
AWSを使用したハードウェアリソースのスケールアウト、スケールケールアップの具体的な設計・管理手法を紹介します。
また、ビルドパイプライン環境としてAWSを使用する場合のメリット/デメリット/移行の際の要点を整理し、
実際にAWSへの移行を検討する際に必要となる判断材料を提供します。
講演者プロフィール
梅木 隼
組み込みFW開発、Webベンチャーの起業等を経験後、2011年にグリー株式会社に入社。
入社後は、ブラウザゲームの開発を経て、2014年から複数のネイティブゲームのクライアント開発を担当。
『アナザーエデン』の開発と、そのコード資産をベースに開発した『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』にはプロジェクト立ち上げ時から関わり、両プロダクトのエンジニアリングを横断的に担当。
現在は『アナザーエデン』のメインプログラマーとして、開発・運営にあたっている。
《講演者からのメッセージ》
ビルドパイプラインの物理マシンからVMへの移行について、具体的事例・知見を紹介させていただきます。
皆様の今後の開発の一助となれば幸いです!
西田 綾佑
グリー株式会社 Wright Flyer事業本部 Technical Directionチーム Manager
2014年 東京大学大学院 情報理工学系研究科修了
同年 グリー株式会社 入社
Wright Flyer Studiosにてアナザーエデンなど、複数のゲーム開発を担当。
現在はTechnical Directionチームを発足し、スタジオの技術面を横断的にみている。
CEDEC2018登壇
CEDEC2017登壇
《講演者からのメッセージ》
今回のCEDECでは2本登壇させていただきます。
よろしくお願いいたします!
- アナザーエデン / 日本でコンテンツ開発を継続しつつ、海外でリリースするためにしてきたこと
- 物理マシンでのアセットビルドをやめてみた 〜クラウド化の具体的事例と現実的手法〜