プロダクションラウンドテーブル2019

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日時:
2019年09月04日(水)13時30分〜14時30分
形式: ラウンドテーブル(60分)
受講スキル:
プロジェクト管理に関する各手法・技法に関連する経験や知識
受講者が得られるであろう知見:
自身(自社)や他の参加者の挙げた課題に対する解決策やヒント
セッションの内容

プロダクション分野に関する手法・技法にまつわる課題や解決事例などを共有するためのラウンドテーブルです。それぞれのテーマに基づいてラウンドテーブル開始前に課題を集め、それらをベースに議論を進行します。本年は、「チームを活性化させるための仕組み」をテーマに、開発を良くするために、どのような組織作りをしていくのか、個人でできる取り組みは何かについて共有していきたいと思います。
詳細
[構成]
本年は、テーマごとに部屋を分割するのは止めて、時間を区切ってラウンドテーブルを実施します。
・開始前:ディスカッション詳細テーマの募集
・5分:本ラウンドテーブルの紹介、アイスブレイク
・25分×2:各テーマのディスカッション。対話がメインであり、発表者が最初にプレゼンをすることはありません
・5分:クロージング

[扱うテーマ]
■ 心理的安全性:働き方改革が叫ばれています。残業代を減らすという意味ではなく、真に効率の良い働き方を求めるのであれば、チームの活性化が重要なってきます。チームが活気づくには何でも言える雰囲気が大切です。近年のアジャイル手法では、「心理的安全性」が注目を集めています。「こんなこと言ったら笑われるかな」と思いもしない組織が強い組織なのです。もちろん、会話以外にも、何かあったときにフェイルセーフが働いたり、ばかよけが備わっている環境を作ることも必要です。メンバーが安心して働けるような工夫についてディスカッションしましょう。

■ 極限のアジャイル:近年、15分をプロセスのイテレーションとしたり、モブプログラミングだけでしか開発をしないような極端な実践例が報告されています。このような事をされている方々は、「やってみたらできた」と口々に言われます。皆さんが試してみた・やってみたらできたことを共有して深化させてみませんか。

[全体進行]
ラウンドテーブルを効率的に進めるため、以下のレギュレーションを設定します。
1. 優先入場:課題を事前に登録して頂ける方は優先入場可能とします。セッション開始時間前に入室する事ができます。セッション会場内にテーマ別のホワイトボードを用意しますので、そちらに課題を書いていただきます。聴講のみ希望もしくはその都度発言の方は、セッション開始時間直前に入室可能となります。
2. 進行:提出して頂いた課題を基に、議論を進めます。
3. 課題・議事録の公開:提出して頂いた課題と議事録は後日CEDEC Digital Libraryに公開予定です。


講演資料

  • プロダクションラウンドテーブル2019_CEDiL用.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

田口 昌宏

田口 昌宏
所属 : 株式会社ヘキサドライブ
役職 : プロデューサー

1995年にゲーム業界に飛び込み、プログラマとして奮闘。もっと良いプロダクトを作りたくて自分のプログラミングスキルを磨くも、個人のスキルアップよりチーム力を向上した方が良いプロダクトが作れることに気付き、アジャイル開発の導入に取り組む。 幅広い分野の開発を経験し、ハイエンド開発にてテクニカルディレクタを担当したのち、開発現場の支援を中心に活動。
ヘキサドライブ所属。MakeSプロデューサー。CEDEC2013〜2019 運営委員。ゲームクリエイターズカンファレンス実行委員、DECA理事、認定スクラムマスター(CSM)、認定スクラムプロフェッショナル(CSP-SM)、スクラム道関西スタッフ。

《講演者からのメッセージ》
今年の議題は『心理的安全性』と『極限のアジャイル』
このとっても旬な2つの議題でいっぱい語りましょう
皆さんにとって価値の高いセッションになるように頑張ります

今給黎 隆

今給黎 隆
所属 : 東京工芸大学
部署 : 芸術学部 ゲーム学科
役職 : 准教授

タムソフト、ナムコ、グリー、セガを経て2016年4月より現職。認定スクラムプロフェッショナル-スクラムマスター(CSP-SM)。認定スクラムマスター (CSM)。CEDEC アドバイサリーボード。情報処理学会 コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会 幹事。「DirectX 9 シェーダプログラミングブック」著、「ゲームプログラミングC++」監修、「ゲームエンジン・アーキテクチャ」監訳など。博士(科学)。

《講演者からのメッセージ》
毎年開催させていただいているプロダクションラウンドテーブルですが、本年は、近年大人気な心理的安全性と、極限のアジャイルすなわちあえての俺々プロセスを共有できればとおもっています。現場で改善を頑張られている方、ぜひともご参加ください。

森田 和則

森田 和則
所属 : 株式会社ヘキサドライブ
役職 : QAエンジニア

2005年にゲーム業界へ。リードプログラマー/マネージャー、QAエンジニアを経験した後、2018年11月に株式会社ヘキサドライブへ。現在はスキルアップ支援、チームビルディングや組織改革等、QAとして品質につながるあらゆる事に挑戦中。
認定スクラムマスター(CSM)。スクラムフェス大阪実行委員。スクラム道関西 。

■講演歴
CEDEC 2016、CEDEC+KYUSHU 2016 『ベヨネッタ2』におけるゲーム品質を上げる為の自動化 ~オートプレイと継続的なパフォーマンス計測~
Regional Scrum Gathering Tokyo 2018 ゲーム開発現場の中心で心理的安全性を叫ぶ

《講演者からのメッセージ》
『心理的安全性』と『極限のアジャイル』2つとも大変面白いテーマとなっております。
皆様の取り組みを共有したり疑問をぶつけ、今ある現場をより良くするためのヒントを少しでも多く持ち帰って頂ければ幸いです!