ゲーム開発にデータ分析が重要だと言う認識は拡がりつつあります。しかし、その一方で、データ分析チームを組織したが、なかなか成果が出せないという話も聞きます。
Aimingにおいて、データ分析チームはデータ分析業務を行うだけでなく、開発・運営などゲームタイトルに関わる全ての人のデータ分析リテラシーを高め、社内に「データを分析する文化を作る」ことを目標にしています。
データ分析は、データ分析チームだけで閉じるのではなく、ゲームに関わる全ての人を巻き込んでいく必要があります。特に開発運営が自分自身でデータを分析してもらうことは特に重要です。
Aimingのデータ分析チームは、開発・運営向けのデータ分析入門やSQL講座、データ分析をテーマにした機関紙の発行などを行い彼らにデータ分析を日々の業務に活用してもらう活動をしてきました。
本セッションでは、開発・運営に自分でデータ分析をしてもらうためにどのような取り組みを行い、どのような成果を得たかをお伝えします。
講演者プロフィール
芝尾 幸一郎
複数のエンターテイメント企業でサーバプログラミング開発業務に従事。データ分析・分析基盤開発を担当した後、2013年Aiming入社。Aimingではデータ分析・分析基盤開発のリーダーとして、分析に関わる様々な業務を担当する。
趣味で、法律の可視化をテーマにした、可視化法学というプロジェクト行っている。
《講演者からのメッセージ》
データ分析に関して、様々な手法や技術の紹介は増えてきている。しかし一方で開発・運営が日々の業務にどのようにデータ分析の技法を取り入れていくか、活かしていくかという事例の紹介はまだまだ少ない。
今回のセッションでは、手法や技術の紹介ではなく、データ分析を専門にしない人々にどのようにデータ分析の手法を業務に取り入れてもらうか、データ分析を行う文化を社内に広めていくかという取り組みをお伝えする。