モバイルゲームやSteamの登場でゲームビジネスのプレーヤーが激増し、今日のゲーム会社はかつてなかったほどの競争に晒されています。
このサバイバル時代突入により、新たなゲームの仕組みや、より洗練されたユーザー体験が生まれ、それは複雑なバトルロワイヤル形式のゲームや、位置情報を活用したゲームなどの新しいジャンルとなりました。
また、ユーザー体験を向上させる取り組みにおいて成功したものには、マルチプラットフォーム展開があります。
一方で、ゲームシステムが高度化・複雑化したことによって、セキュリテイリスクが拡大しました。
中でもゲームバランスを著しく損なうチートの手口は年々巧妙化しており、今やゲーム会社にとって最も重要な経営課題となっています。
このセッションでは主に、位置情報ゲームなどの新たなジャンルで見られるチートや、マルチプラットフォーム展開を推進する上でリスクとなるポイントについて、事例を交えながら解説します。
講演者プロフィール
高藤寿人
2015年に大日本印刷株式会社に入社。情報セキュリティ対策のシステム開発部門に配属以後、耐タンパーセキュリティソフトの販売支援を担当。2016年にグループ会社のセキュリティベンダーであるDNPハイパーテックへ出向、AndroidOS向けセキュリティソフトの開発業務に携わる。主な業務として、ゲームの脆弱性診断とクラッキングツールの攻撃手法解析を行う。
《講演者からのメッセージ》
セッションを見に来てくださったゲーム開発エンジニアの方に、日頃の開発に新たなアイデアを与えられるような
セッションにしたいと思います。また、エンジニアでなくても、セキュリティ対策の勘所を掴んでいただけるよう、丁寧な説明を心がけます。
皆が楽しく遊べるゲーム環境を一緒に目指しましょう。