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日時:
2017年09月01日(金)14時00分〜14時25分
形式: ショートセッション
プラットフォーム: モバイル
受講スキル:
・ゲームにおける自動リプレイに興味がある方
・WebSocketの基礎理解がある方
受講者が得られるであろう知見:
・自動リプレイを組み込むための技術
・QA改善に対するアプローチ方法
セッションの内容
本セッションでは、まずゲームにおける自動プレイと自動リプレイについて幾つかのアプローチ方法を紹介します。
その後、Fate/Grand Orderで採用したユーザー操作により呼び出される関数を自動で収集、専用サーバーに記録しておき、後から再生を行えるようにするというアプローチを紹介します。技術としてはUnityのソースコードコンパイルタイミングでソースコードを改変して収集用の関数を埋め込みます。これは出来る限り既存のゲームプログラムに影響を与えない方法として採用しました。
開発の目的はQA工程における発生頻度の低いバグの再現性を向上する事であり、ゲームを自動でプレイするというお話ではありませんのでご注意ください。
講演者プロフィール
瀧下 祥
所属 : ディライトワークス株式会社
部署 : 技術部
役職 : プログラマ
経歴:
複数のゲーム制作会社を経て2017年1月にディライトワークス株式会社へ入社。
リードプログラマー担当。
《講演者からのメッセージ》
デバッグ中に進行不能や強制終了などの不具合が見つかれば、何としてでも修正する必要があります。
しかし、原因の見定めを誤っていたり発生タイミングの固定化が難しい場合は再現を行なうことが困難となり、修正に手間取ってしまうものです。
本セッションでは、弊社が取り組んでいるデバッグ工程の改善について話をしたいと考えております。