Cygames で開発している次世代ハイエンドコンソール向けのゲームエンジンである Cyllista Game Engine を紹介します。
Cyllista Game Engine は、最終製品のクオリティに直結する「高い実行効率」と、大規模開発時に重要となる「高い作業効率」を両立するために、実行時C++コンパイルとテスト駆動開発の二つを、エンジン全体に導入しています。
弊社がゼロからハイエンドコンソール向けのゲームエンジンを開発する理由は、テスト駆動開発の徹底や、開発イテレーション速度の向上といった、エンジンの新規開発が必要となる部分から徹底的にクオリティを追求していくためです。
本セッションでは、Cyllista Game Engine の掲げる思想とそれを実現するゲームエンジンの基盤技術を通じて、これからのハイエンドコンソール向けのゲームエンジンの方向性と、その開発現場で得られた知見をご紹介します。
講演者プロフィール
多胡 順司
経歴:
大手ゲーム開発会社でコンシューマーゲーム開発に従事し、テクニカル・ディレクターとしてコンシューマー向けゲームエンジン開発を指揮する。2016年より株式会社 Cygames に所属し、内製ゲームエンジン「Cyllista Game Engine」の開発統括として、全体を指揮している。
《講演者からのメッセージ》
Cygames はハイエンドコンシューマーゲームをターゲットとしたゲームエンジンを制作しています。本講演では、その内製ゲームエンジンの設計思想と、それを実現するための開発手法などの取り組みについて紹介し、我々の考える最高のゲームエンジンとはどういったものなのかを明らかにします。