3D立体音響のプラグインがたくさん世に出ている中、世界初の新たな取り組みとしてバイノーラル収録した音をリアルタイムに制御して音を立体的に演出させるための技術革新を中心とした検証結果を発表。UnrealEngineで作成した検証コンテンツの実装手順や3Dプラグインとの差別化を図った資料と動画の発表を行う。3Dプラグインをかけたときに距離感が出てしまう問題に対し、このリアルタイムバイノーラルによって近接距離での立体感を出すことで、課題だった距離感の不一致が克服でき、豊かな立体感を得ることが可能となる。また無響室での収録効果や実際にゲーム上で実装した際の問題点などを中心にまとめ、発表する。
講演者プロフィール
中島 健太郎
経歴:
2011年 カプコンに入社
サウンドデザイナーとしては
「フミンズナイト」「BASARA宴」「DoragonsDogmaDarkArisen」
「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産」を経験
立体音響研究としては
AESジャパンコンファレンス・名古屋2015
「ゲームオーディオにおけるVRの可能性」をテーマにした
立体音響検証コンテンツをUnrealEngine4とWwiseを用いて制作し発表を行った。
現在はサウンドディレクターとして日々奮闘中
《講演者からのメッセージ》
今回の発表は現在の技術革新の上に成り立っています。今だからこそ実現可能です。
その詳細までしっかりお伝えできればと思っています。
ぜひお越しください!!
当日は何卒よろしくお願い致します。
宮田 祥平
経歴:
株式会社カプコン
サウンドデザイナー
2014年、株式会社カプコン入社。
Nintendo 3DS「モンスターハンター ストーリーズ」や
AC「モンスターハンター スピリッツ」等の作品において、
サウンドデザイン、ボイスエディット、MAを担当。
また、立体音響表現の社内検証などにも携わる。
《講演者からのメッセージ》
今回お話させていただくリアルタイムバイノーラルは、
次世代機におけるフォトリアルなゲームや、VRにおける立体音響などにおいて
大きな効果をもたらすであろうと我々は感じております。
サウンドにおける立体表現の方法として、新たな可能性のご提案が出来れば幸いです。
一聴の価値があると思いますので、ぜひお立ち寄りください!