VRコンテンツ/YouTube/Facebook等で採用が進むサウンドフォーマットAmbisonic(アンビソニック)について、難解なAmbisonicをできるだけイメージしやすいようビジュアルイメージを使用しながら、基礎理論から制作方法について解説します。海外サウンドライブラリー会社との協業を通してAmbisonic収録から販売に至るまでに得た知見、収録方法やファイルの取り扱い方法、ミキシングの一例を紹介します。加えてこれまでのサウンドフォーマットと何が違うのか、Ambisonicのメリットやゲーム等各種コンテンツへの実装方法、技術的課題について広く知見を共有させていただきます。
講演者プロフィール
牛島 正人
Berklee College of Music Music Synthesis 学科にて音響/音楽理論習得。帰国後キャリアをスタート、WWEシリーズでは約3年間サウンドデザイン/ディレクション/仕様作成/通訳を担当。2015年ソノロジックデザイン(www.sonologic-design.com)を立上げゲーム業界を中心にサウンドデザイン/ディレクション/仕様作成も含めトータルで音のサポート業務を行う。ゲーム業界のみならず遊技機/アニメーション/CM/PV等のMA/楽曲制作/ボイスディレクション等幅広く活動中。2017年3月よりAudiokinetic株式会社サウンドデザイナーインレジデンスに就任。
《講演者からのメッセージ》
微力ながら自身の知見を共有させていただきます。皆さんと情報共有し、同じサウンドデザイナーとして切磋琢磨していければとおもいます。よろしくお願いします。
北村 一樹
経歴:
1985年東京都出身。
大学在学中にビクターエンタテインメントより【livetune】名義でデビュー。
ボーカロイド楽曲で世界初のメジャーアルバムをリリース。
洗足学園音楽大学を主席卒業後、
株式会社カプコンにサウンドデザイナーとして入社。
2017年1月6日、株式会社コネクテコを設立。
また、同年4月より洗足学園音楽大学にてサウンドデザインの講師を務める。
《講演者からのメッセージ》
VRコンテンツ等で、映像は360度見渡せるのに音はついてこない。そんな悩みはありませんか?
大丈夫です!Ambisonicsならそんなお悩みをスパっと解決!
難しい話と難しくない話を織り交ぜて、SpatialAudio(空間音響)の世界をご案内します。
川口 貴志
経歴:
ゲーム業界と音楽業界でサウンドデザイン、ディレクションなどを17年経験し、より音の演出が豊かなコンテンツが増える事を願い、2015年からCRI・ミドルウェアに所属。現在はサウンドデザイン、触覚デザイン研究などを軸に、制作現場の負担を減らすミドルウェアの営業と、ユーザーコミュニティの形成に努めている。
代表作
PSP セブンスドラゴン2020 及び 2020-II (DIVAモード アレンジディレクション)
3DS Vita アクションゲーム (SE、MA、ディレクション)
PS3/PS4 オープンワールドゲーム (楽曲以外全て) など
《講演者からのメッセージ》
VRのサウンド演出をより良くしたいけれど、なにから手をつけて良いのかわからない、相談相手にお悩みの方はいらっしゃいませんか?
Ambisonicsを用いたり、目的別の演出にちょい足しの工夫をすることで、ユーザー体験の説得力を"グッ"と増す事が可能です。
みなさんの作る、サウンド演出が魅力的なコンテンツを楽しみにしています。