FINAL FANTASY XVと映画KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVを同時進行で制作中に、
昨今ではもう使い古された“まるで映画のようなゲームサウンド”というフレーズが常に引っかかっていました。このフレーズの意味を改めて考え直し、現実的に映画のサウンドとゲームのサウンドははたして同じものに成り得るものなのか?!という疑問に自問自答を繰り返しながら制作を進めていました。
映画KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVの制作方法とFINAL FANTASY XVのサウンド制作方法の比較を行いながら、FINAL FANTASY XVサウンド制作の取り組みをご紹介させて頂けたらと思います。
セッション中いくつかの内製ツールの新技術や実機デモ映像を用意して、分かりやすく解説させて
頂きます。
講演者プロフィール
菅沼 篤
経歴:
2005年 株式会社スクウェア・エニックス入社
<主な作品>
FINAL FANTASY XIIIシリーズ
FINAL FANTASY XV
映画 KINGSGLAIVE:FINAL FANTASY XV
他
<過去の講演>
AES-Tokyo 40th International AES Conference / Spatial Audio In Pursuit of Spatialized Sound in Games
CEDEC2012 サウンドコンフィグは必要か否か?FINAL FANTASY XIII-2における音響バランスの取り組み
IGDA Japan SIG-Audio#9 FINAL FANTASY XIII シリーズの音響制作から考える多様化ニーズへの対応
《講演者からのメッセージ》
サウンド仕様構成の実例やミックスの実例などFINAL FANTASY XVでの開発事例を基に、
我々の解決案をご紹介出来ればと考えています。
今回の講演はあくまでも一例ではありますが、何かの形で皆さんのお役に立てれば幸いです。