スピードや柔軟性が重視されるソフトウェア開発においては、開発フェーズ/テストフェーズを明確に分離し、順々におこなうことが少なくなってきています。そして、開発やテストを実施する担当者も別々に仕事をするのではなく、開発対象でありテスト対象であるソフトウェアへ共に向き合うことが求められているように感じます。ただし、そのようなものは、従来のモノづくりの仕方や体制とは異なりイメージしにくいものかもしれません。本講演では、世の中やヤフー内でおこなっている、開発とテストが一体となったソフトウェア開発を紹介しつつ、そのような状態に移行していった際の課題や克服した方法を紹介します。
※ 本招待セッションは、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(略称:ASTER)とのコラボレーション企画セッションとなります。
ASTER運営のソフトウェアテストシンポジウム公式サイト: http://www.jasst.jp/
講演者プロフィール
山口 鉄平
経歴:
組込みシステムのソフトウェア開発および開発改善を経て、現在はWEBシステム開発におけるアジャイル開発やテスト自動化などの開発改善、組織改善に従事している。
ソフトウェア開発に関係する様々なイベントの企画、運営や発表など社外活動もおこなっている。
著書:「Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」(丸善出版)共訳
《講演者からのメッセージ》
ゲーム業界のソフトウェア開発ですと、特に柔軟性が重視されるかと思います。より柔軟なモノづくりを目指すと、開発とテストの関係や開発体制も変わってきます。皆さんのソフトウェア開発の体制は変わってきているでしょうか?
本発表では、それらをイメージする参考として、工夫の一例を紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。