■概要
STREET FIGHTER Vにおける、アートディレクションをお話します。
STREET FIGHTER V のビジュアル制作には、これまで弊社が30年間蓄えてきた格闘ゲームのノウハウを、
余すことなく詰め込んでいます。
それらのアート部分のノウハウの紹介、現存する当時の資料、それらの最新技術への落とし込み方について、
実例をベースにお話させていただければと思います。
テクニカルな内容は少なめで、格闘ゲームのビジュアル制作に対しての弊社なりの「考え方」の紹介が中心となります。
■アジェンダ
1) 見やすさ・わかりやすさのためのアート・ディレクション
- キャラクターの肉体に込めた意味
- キャラクターの視認性
- キャラクターと当たり(Collision)
2) 絵的な工夫。個性を引き出すためのアートディレクション
- 筆のタッチの追加
- ライティング、間接光の誇張
- カプコン独自のイラスト表現を、3D表現に落としこむ
3) まとめ
講演者プロフィール
亀井敏征
「株式会社ディンプス」「グリー株式会社」を経て、2013年「株式会社 カプコン」入社。これまで「STREET FIGHTER IV」シリーズ、今作「STREET FIGHTER V」のアートディレクションを担当。
また、CEDEC運営委員会 ヴィジュアルアーツ分野 セッションプロデューサーとして、CEDEC 2011~2014 の間、務め上げる。
■講演経験
CEDEC2010 / テクニカルアーティストラウンドテーブル(前編・後編)
CEDEC2011 / リギングパネルディスカッション
CEDEC2011 / VA分野開発技術ロードマップ検討会
CEDEC2013 / CEDEC CHALLENGE スカルプト・マイスター
GAME CREATORS CONFERENCE'16 / STREET FIGHTER V Art Direction
UNREAL FEST OSAKA 2016 / Technical Art of STREET FIGHTER V
UNREAL SUMMIT SEOUL 2016 / Technical Art of STREET FIGHTER V
《講演者からのメッセージ》
現在、みなさんが関わっているゲームタイトルで「アートが、どんな役割を果たすべきなのか?」を考えるキッカケになれば幸いです。