Street Fighter V Art Direction

タグ:
日時:
2016年08月26日(金)16時30分〜17時30分
形式: レギュラーセッション
受講スキル:
アートに対して「判断」する立場にいる方 アートの組み立て方・考え方に興味がある方
受講者が得られるであろう知見:
格闘ゲームにおける「アートの役割」を話すことで、受講したアーティストの方が、現在関わっているタイトルにおけるアートを見直すきっかけにしていただきたい。
セッションの内容

■概要
 STREET FIGHTER Vにおける、アートディレクションをお話します。
 STREET FIGHTER V のビジュアル制作には、これまで弊社が30年間蓄えてきた格闘ゲームのノウハウを、
 余すことなく詰め込んでいます。
 それらのアート部分のノウハウの紹介、現存する当時の資料、それらの最新技術への落とし込み方について、
 実例をベースにお話させていただければと思います。

 テクニカルな内容は少なめで、格闘ゲームのビジュアル制作に対しての弊社なりの「考え方」の紹介が中心となります。

■アジェンダ
 1) 見やすさ・わかりやすさのためのアート・ディレクション
 - キャラクターの肉体に込めた意味
 - キャラクターの視認性
 - キャラクターと当たり(Collision)

 2) 絵的な工夫。個性を引き出すためのアートディレクション
 - 筆のタッチの追加
 - ライティング、間接光の誇張
 - カプコン独自のイラスト表現を、3D表現に落としこむ

 3) まとめ


講演資料

  • C16_106.pptx

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

亀井敏征

亀井敏征
所属 : 株式会社カプコン
部署 : CS第二開発統括 第二開発部 第一開発室
役職 : アートディレクター

「株式会社ディンプス」「グリー株式会社」を経て、2013年「株式会社 カプコン」入社。これまで「STREET FIGHTER IV」シリーズ、今作「STREET FIGHTER V」のアートディレクションを担当。
また、CEDEC運営委員会 ヴィジュアルアーツ分野 セッションプロデューサーとして、CEDEC 2011~2014 の間、務め上げる。

■講演経験
 CEDEC2010 / テクニカルアーティストラウンドテーブル(前編・後編)
 CEDEC2011 / リギングパネルディスカッション
 CEDEC2011 / VA分野開発技術ロードマップ検討会
 CEDEC2013 / CEDEC CHALLENGE スカルプト・マイスター
 GAME CREATORS CONFERENCE'16 / STREET FIGHTER V Art Direction
 UNREAL FEST OSAKA 2016 / Technical Art of STREET FIGHTER V
 UNREAL SUMMIT SEOUL 2016 / Technical Art of STREET FIGHTER V

《講演者からのメッセージ》
現在、みなさんが関わっているゲームタイトルで「アートが、どんな役割を果たすべきなのか?」を考えるキッカケになれば幸いです。