近年のグラフィックスAPI は、AMD Mantle から始まった Low-Overhead, Low-Level API の流れが DirectX12 へと受け継がれ、その後の Metal や Vulkan と言った新しいインターフェースも生み出されてきました。API のレイヤーが薄くなるにつれ、その難解さと複雑さがより一層増して来ています。本セッションでは OpenGL ES 3.x 等の現在のモバイルグラフィックス環境の紹介から始まり、Metal や Vulkan が生まれた背景を取り上げ、実際の低レベルグラフィックスAPIの活用方法をスマートフォン上での水彩画描画による Non-Photorealistic Rendering を実例として紹介します。
講演者プロフィール
増野 健人
1990年生まれ。U-20プログラミングコンテスト局長賞受賞。
株式会社フロム・ ソフトウェアにて「BloodBorne」「ダークソウル3」などのグラフィックスシステムやシェーダー開発に携わる。株式会社ドリコムに入社後はアプリ開発の傍ら、3D・シェーダー技術のスキルボトムアップの活動を行う。
《講演者からのメッセージ》
CEDEC での講演機会を頂けたことを、とても嬉しく思っています。
受講者の方にとって、少しでも身になる話ができるように頑張ります。
川上 知成
株式会社ドリコム入社以来、複数のwebサービス開発や様々なバックエンドの構築にエンジニアとして携わった後、ソーシャルゲーム黎明期からゲーム開発に触れはじめ、アプリ・ゲーム開発を中心にマネジメントとして携わる。
《講演者からのメッセージ》
弊社スマートフォンゲーム開発における取り組みの一つをご紹介できればと思います。ご参考なれば幸いです。