ヨーロッパではデモシーンというコンピュータ文化が、古くから存在します。
日本ではメガデモという名前のほうがしられているでしょうか。
メガデモとは、実行プログラムによる音楽・映像作品のことを指します。
日本でもTokyo Demo Festという日本唯一のデモパーティが開催され、デモシーンのコミュニティが存在します。
プレゼンテーションでは、デモシーンの文化についての説明と、日本と海外の最新のデモシーン作品の紹介を行います。
実際にデモシーン作品をPC上で実行し、リアルタイムに再生します。
また、デモシーンに関する疑問・質問なんでもお答えします!
※ 本招待セッションは、Tokyo Demo Festとのコラボレーション企画セッションとなります。
Tokyo Demo Fest公式サイト: http://tokyodemofest.jp/
講演者プロフィール
奥 健太郎
学生時代からデモシーン(メガデモ)に興味を持ち、チーム"System K"でのデモ作品の制作を行い、
単身でヨーロッパのデモパーティへ参加。ヨーロッパのデモパーティに感動して以来、
日本にもデモパーティの文化を伝道すべく、日本で唯一のデモパーティ”Tokyo Demo Fest” を主催。
http://tokyodemofest.jp
職歴: 日本SGI 株式会社を経て、2011年 株式会社イマジカ デジタルスケープに入社。
現在の研究開発部署にて、メガデモのグラフィックス技術を生かした技術開発を行っている。
http://www.digirea.com
《講演者からのメッセージ》
デモシーン(メガデモ)の制作を通して学ぶことのできることはたくさんあります。
高度なレンダリング技術や、音声処理のみならず、締め切りまでの制作過程やチームワークなどを学べます。
Tokyo Demo Fest には業界第一線で活躍するプロも参加しています。
是非学生の方々には、このようなイベントの存在を知っていただき、作品制作のチャレンジと
多くの人々の交流を楽しんでもらえれば幸いです。
また、業界第ー線で活躍するプロの方々は、技術力でお互いに切磋琢磨できると同時に、
若い世代のパワーに驚かされ、活力となることでしょう。
宍倉 知樹
3歳の頃コンピューターに出会い、恋に落ちた謎の1995年生まれ。
中学生の頃にデモシーン(メガデモ)にハマり、現在ではTokyo Demo Festのオーガナイザーを務めている。
T_Sの名義で活動していたが2015年に音楽中心の生活を送る決意と共にFL1NEへ名義変更。
プログラマーであり、ミュージックコンポーザーであり、溶接などもこなす、自称スーパーエンジニア。
また、非常に多趣味 (自転車・バイク・車など)。
Twitter : @FL1NE
《講演者からのメッセージ》
デモシーン(メガデモ)に興味がある方、ない方問わず、是非足をお運びください。
よろしくお願いします。
アミガーーー!!!
石橋 誠也
ローレベルプログラミング、グラフィックスプログラミングを好み、CPU や GPU を全力でぶん回して美しいインタラクションを実現することに生き甲斐を見出す。フロムソフトウェア、スクウェア・エニックスを経て現在は Unity Technologies Japan に勤務。 @i_saint
《講演者からのメッセージ》
高校生の頃、64 KB のメガデモ (Heaven 7) を見て「魔法って実在するんだ!」と思ったものです。今でも魔法を使えるようになりたくてプログラマーやってる側面もあります。
鈴木 健太郎
2014年、株式会社ポリフォニー・デジタルに入社、それ以降グラフィックスプログラマとしてゲーム開発に従事。
2015年には"Computer Graphics Gems JP 2015"に記事を寄稿。
TokyoDemoFestには初回から主催側として参加している。
《講演者からのメッセージ》
初めての方もそうでない方も、CEDECでメガデモの世界に触れてみましょう!
ゲート ジュリアン
2004年よりプログラマーとして、フライトシミュレーションからビデオゲームまでの間、パソコン、モバイルやVRで働いていました。2015年より「スクウェア・エニックス株式会社 テクノロジー推進部」に入社し、グラフィックスエンジニアとしています。
または、2009年より64kBと物語に沿ってビジュアルの作品を作ってるCtrl-Alt-Testと言うグループでデモシーンに参加しています。
2011で日本付き次第、Tokyo Demo Festに入りました。
《講演者からのメッセージ》
とても面白そうなテクニカルとデザインの難題はいっぱいありますが、業界には経済的ではない問題も存在します。例えば、かなり小さいバイナリファイルの中ですごいエフェクトを作るに興味があまりないのです。しかしプログラマー、デザイナ、ミュージシャンはたまにその興味が合って、デモシーンで機会を取れます。そうやってみると、大きい学習になったり、仕事にも予期せぬ益するかも知れません。
佐々木 正樹
1984年生まれ。
2006年から組み込み端末を中心にストレージ系のデバイスドライバのソフトウェア設計開発に携わる。
2015年から現在の職に就く。
TokyoDemoFestのサブオーガナイザーとしては2012年度から参加。
シンプルなのによく作りこまれたプログラムで描かれるグラフィックスが大好き。
@gyabo
《講演者からのメッセージ》
趣味プログラムが高じた結果、突然デモシーンに出会い、驚きました。
作りこまれたプログラムで描かれるとんでもないグラフィックス、ナイスなサウンド、
そして作品中に刻み込まれたデモシーン、シーナー(scener)へのリスペクト。
不思議なデモシーンの世界に、触れてみてはいかがでしょうか。