GPUを効率よく動作させる最適化について説明します。具体的には最適化を行う際に知っておくべき、GPUの特徴的な振る舞い、アーキテクチャ、性能、GPUに都合の良いデータ構造とアルゴリズムについて解説します。
Computer Graphics GEMS JP 2015、CG WORLD誌に寄稿した内容で、幅広くなるべく多くの環境で通用するような基礎的なGPU最適化手法を紹介します。
GPUの性能を出すのにどのように取り組むか知りたい方はぜひお越しください。
講演者プロフィール
小口 貴弘
2002年にSIE(旧SCE)に入社以来、プレイステーションを中心にGPUやグラフィックス・画像処理関連に携わってきました。
GPUについて何も知らなかったところから、徐々に理解を進めてきました。自分が理解に苦しんでいた部分を整理したところ、皆さんの役に立つかもしれないと思い、今回発表したいと思った次第です。
テニス・子育て・プロレス観戦・格闘ゲーム・晩酌などに取組中です。
《講演者からのメッセージ》
急がば回れで、GPU最適化の基礎となる手法を理解しておくと、プログラムが高速になるだけでなく、新しい表現も追加できる時間の余裕が生まれます。また、最新のリアルタイムレンダリングアルゴリズムを理解するのにも役に立ちます。
初級から初中級くらいで、なるべくどのプラットフォームでも共通で使えるような内容です。コンソールはもとより、PCのプログラマの方、モバイルの方も、グラフィックスプログラミングを始めたばかりの学生の方も、興味のある方はぜひお越しください。GPUの内部を知ることは楽しいですよ!