まず、このセッションで取り上げたい『多文化』とは、「国の文化の違い」、「プログラマーとアーティストの文化の違い」、「ゲームと映画の映像制作の文化の違い」のことを指しています。我々のチームは日本、カナダ、オランダ、ブラジルのテクニカルアーティストで構成され、かつ、プログラマー出身のTA、アーティスト出身のTA両方が所属しています。様々な文化の背景がある我々の活動内容とその課題について実際の制作事例を交えてご紹介します。
講演者プロフィール
岩渕 栄太郎
略歴:
1981年生まれ
2000年 埼玉大学 近藤研究室でCGを学ぶ
2004年にシステム会社に入社。SEとして4年間活動する。そこでCGを使用したGRIDコンピューティングについて研究する。
2008年 ProductionIGでフル3DCGプロジェクトにてRIGとシステム開発で関わる。
2009年 東映アニメーションで、アニメ・映画の映像制作に関わる。
2013年から スクウェア・エニックスでLuminous Studioの開発に携わり、FFXVの開発に参加。テクニカルアーティストとして活動中。
学会:
SIGGRAPH 2016 Talk: Character Workflow of Final Fantasy XV
SIGGRAPH 2016 Talk: Environment Workflow of Final Fantasy XV
《講演者からのメッセージ》
プロダクション制作における、ワークフローの重要性や、
テクニカルアーティストとして活躍していくためのノウハウ。
様々な考え方の違う人たちが存在する中で、協力して力を発揮する方法など。
自分の今までの経験をお話しします。
同じような、悩みを抱える方にとって少しでも参考になればと思います。