教育での利用を目的とする数学ゲーム「Global Math」3年間の試みとゲーム産業界への期待

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日時:
2015年08月28日(金)13時30分〜14時30分
形式: レギュラーセッション
プラットフォーム: PC,モバイル
受講スキル:
教育での利用を目的とするゲーム開発・ビジネスに興味を持つ人
受講者が得られるであろう知見:
教育での利用を目的とするゲームの事例
セッションの内容

本セッションでは、まずベネッセホールディングスが、21世紀の職業人に求められる力「21世紀型スキル」の背景、および、中でも重要な協調的問題解決力と、その過程で使われる数学的思考力「9つの力」について説明します。
さらに、それらの力の育成をサポートする数学ゲーム「Global Math」の特徴と、今まで3年間の活動を紹介します。
そして、「Reach Next Level !」を目指しての「Global Math」の今後の試みと、ゲーム産業界に期待することを提案します。


講演資料

  • 52.pdf

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講演者プロフィール

岸本 好弘

岸本 好弘
所属 : 東京工科大学
部署 : メディア学部
役職 : 特任准教授

1959年兵庫県生れ。ナムコ、コーエーでビデオゲーム開発29年、係わった作品は60タイトル。2012年から東京工科大学メディア学部特任准教授。研究テーマは「ゲームの力で教育・社会をより良くする」。著作に「ゲームはこうしてできている」。好きな食べ物はオムライス。

《講演者からのメッセージ》
ゲームの力は娯楽目的だけに留まりません。学習ゲームを通して教育をより良くするプロジェクトに力を貸してください。

星 千枝

星 千枝
所属 : ベネッセホールディングス
部署 : EdTech Lab
役職 : 主任研究員

津田塾大学数学科卒業。在学中は、ESSのディベート活動にいそしむ。卒業後は、金融機関でのシステムアナリストを経て、教育業界へ。都内中学高校や米国シアトルで日米の子どもに数学を指導。2002年ベネッセコーポレーションに入社。研究部門で主に「21世紀に求められる力」について調査研究。2007年よりNPO法人CRET研究員兼務。『21 世紀スキルとしての問題解決力と国際的な評価の枠組み』など、日本テスト学会、行動計量学会、日本統計学会、日本数学教育学会などで学会発表。都内の小学校でも問題解決力について講演。現在は、新規ビジネスとして、問題解決力を身につけるゲームプラットフォーム「グローバルマス」 http://www.globalmath.info/ を研究開発中。

《講演者からのメッセージ》
昨年度、グローバルマスはゲームで学ぶ(Game for Learning)という新しい教材として、小中学校から高校・大学の学校現場でご利用いただき、とても好評でした。問題が与えられて1つの正答をさがすドリルが算数数学だと思っていた子どもにとって、ゲームプレイはもとより、ゲームづくりはとても楽しく創造的な活動です。ゼロから自分達のアイデアを企画し、チームワークで創意工夫しながらゲームが具現化されたときの喜びと達成感は格別です。活動そのものに学びがあります。あなたも教育に貢献するゲームづくりに参画してみませんか?

後藤 誠

後藤 誠
所属 : マッチロック株式会社
部署 : ツール&ミドルウェア事業部
役職 : BISHAMONエバンジェリスト/部長

「良いゲームは良い開発環境から産まれる」という信念のもと、ゲーム開発の現場では中小/大手ゲーム会社にて長年カットシーンツールやエフェクトツールの開発に従事しゲーム開発環境改善に取り組んできた。現在、会社間を越え日本のゲーム開発力向上を目指し活動中。ゲームジャムなどを通した若きクリエイターの人材育成や、シリアスゲームなどのゲームの分野拡大にも注目しゲーム開発活動も続けている。

寄稿:「ゲームクリエイターが知るべき97のこと」吉岡直人編 O'Reilly Japan
寄稿:「デジタルゲーム学研究」日本デジタルゲーム学会誌へ参加記等を多数寄稿
著書:「BISHAMONゲームエフェクトデザイン入門」 秀和システム
Twitter : #SquashSesame

《講演者からのメッセージ》
「ゲーム」を通した教育に興味のある方でしたら是非このセッションをチェックしてください。授業でのゲームを「使った」教育の他、ゲームの「開発」を通した教育など、GlobalMathという「プラットフォーム」が今後及ぼす新しい可能性についてとても興味深い内容となっています。

共同研究・開発者

三上 浩司(東京工科大学)
鈴木 久(ベネッセホールディングス)
塩谷 愛(ベネッセホールディングス)