竹中工務店では、ビルコミュニケーションシステム(ビルコミ)を軸として、様々なサービス開発を行っていますが、本セッションではBIM(Building Information Modeling)とUnityを活用した「ビルコミ3D」や建築空間体験コンテンツ「VRuno(R)」、さらに五感の刺激に満ちた空間で健康/コミュニケーション/賑わいなどを提供する「五感レスポンス・スペース」の研究紹介を行います。
ビルコミ3Dは3次元モデルから建物設備を制御する仕組みで、遠隔からの制御やモニタリングを可能にします。VRunoは高品質な3Dモデルを使った建設プロジェクトのプレゼンテーションシステムです。また、実際の建物設備を使ったハッカソンである「スマートライフハッカソン」の取り組みについて紹介いたします。
講演者プロフィール
粕谷 貴司
2008年竹中工務店に入社。
情報エンジニアリング本部においてオフィスのITインフラ構築、セキュリティシステム設計、建物情報サービスの構築などを行っている。独自開発技術であるビルコミュニケーションシステムの開発・エンジニアリングも担当し、ビッグデータ技術の適用や、Unityをはじめとするゲーム由来技術の融合などの分野に取り組んでいる。
《講演者からのメッセージ》
Unityを使って建物を制御する「ビルコミ3D」技術や、高品質な3Dを使った建設プロジェクトのプレゼンテーションシステム「VRuno」の紹介を行います。そのほか、建設分野においても様々なゲーム由来の技術が使われ始めてきています。
ご興味ある方、是非に受講ください。
番場 正敬
大学の建築学科を卒業後、電気メーカーSE、ネットワークインテグレーターSEを経て、2004年竹中工務店に入社。同社の技術研究所で「人」「五感」「ICT」「空間」をキーワードに「建築におけるインタラクションの研究」を行っている。
現在は、建設前の建物をiPad、PC、OculusRift(R)で手軽に体験できる「VRuno(R)」や、五感の刺激に満ちた空間で健康/コミュニケーション/賑わいなどを提供する「五感レスポンス・スペース」の研究/開発を行っている。
最近はゲームエンジンUnityを使って研究デモを開発し、それをブラッシュアップして実用に近づけていくスタイルがお気に入り。
《講演者からのメッセージ》
近年のゲームエンジンには従来の開発環境にはなかった利点が多数あり、竹中工務店でも様々な用途で使われ始めています。
ゲームクリエイターのみなさん、そのクリエイティブな感覚と技術をゲームだけでない新たな世界、建設業界、ゼネコンにも向けて活躍の場を広げてみませんか?みなさんと一緒に、バーチャル/リアルの素敵な生活空間を創ることを楽しみにしてます!