インディーゲームの隆盛は、海外だけの話ではありません。国内でも小規模小予算の日本インディーゲーム作品が世界的な注目を集めつつあります。日本を拠点 にインディーゲーム開発・販売を行うインディー開発者3名とその包括的支援を行う販売サイトPLAYISMが、クラウドファンディングの活用やローカライ ズやプラットフォームを越えた作品展開、そして開発者間コミュニティの創出など、これまでに行ってきた挑戦とその実証、今後のインディーの展望についてお 話いたします。
講演者プロフィール
水谷 俊次
インディーゲーム配信サイト『PLAYISM』の広報等担当。サイトでの配信に留まらず、他プラットフォーム作品パブリッシングやイベント等、インディークリエイターと協力し、様々な活動をしています。
2011年 日本初となるインディーゲーム配信サイト『PLAYISM』オープン
2012年 京都インディーゲームセミナー『“個人発ゲーム”が国境を越えるとき』講師
2013年 国内初のインディーゲームイベント『BitSummit』開催/インディークリエイターコミュニティ『Indie Stream』発足
2014年 NIGOROと協同で『LA-MULANA 2 KickStarter』実施
《講師からのメッセージ》
川勝 徹
インディゲーム開発集団「プチデポット」の処女作「メゾン・ド・魔王」(海外名称 Unholy Heights)が、2013年度のXbox Live インディーズゲーム売上No.1、PCゲーム販売サイト「PLAYISM」売上No.1を成し遂げ、海外販売サイト「Steam」「GOG.com」へと販売網を拡大しています。またブラウザ版ソーシャルゲームにおいてYahoo!モバゲー、mixiゲームへと展開、今夏にはNINTENDO3DS版のDL発売も決定しており、マルチプラットフォーム&世界進出へと邁進中です。
《講師からのメッセージ》
楢村 匠
楢村 匠(ならむら たくみ):NIGOROのディレクター(兼グラフィッカー兼サウンド兼レベルデザイナー)
2001年にMSX好きの開発者を集め制作した「La-Mulana」が海外で高い評価を受け、インディーゲーム開発チームNIGOROを立ち上げる。
La-Mulanaは2011年に完全リメイクされWiiウェア・PCでリリース、2013年4月にSteamで販売開始。
2012年12月に台湾にて開催された「2012台北遊戲App開發者論壇」に講師として参加。
2013年3月にGDCにて講演。
2014年2月に続編となるLa-Mulana2の制作資金をKickstarterにて26万ドル(約2600万円)集め、現在製作中。
《講師からのメッセージ》
東江 亮
東江 亮 [あがりえ りょう]:Nyamyam ゲームクリエイター
2001年ー2011年 イギリスはレア社にて勤務。キャラクターアーティストからキャリアをスタート、エフェクトアーティスト、リードアーティストを経てアートディレクターに就任。Perfect Dark Zero、xbox Live Avatar、seen itなどに参加。
2011年 レア社退職を期にイギリスのインディーデベロッパーNyamyamに参加
2012年 台湾にて開催された「2012台北遊戲App開發者論壇」に講師として参加。
2013年 インディークリエイターコミュニティ『Indie Stream』発足
2014年 Nyamyamの処女作 Tengamiを発売
《講師からのメッセージ》