Havok FX、AGEIA PhysX等、物理エンジンの普及により、ゲーム中に様々な物理シミュレーションが取り入れられています。
プロメテック・ソフトウェア㈱では計算力学の理論を基にした流体力学まで扱える、次世代の物理シミュレーションエンジンを開発しています。
東京大学等出身のCG・物理シミュレーションの専門家をそろえて、剛体シミュレーションのような従来からあるシミュレーションに加えて、今まで困難だった流体等のリアルタイムシミュレーションを実現しました。
本セッションでは、デモを交えながら物理エンジンの多様な機能を紹介し、ゲーム表現の可能性が格段に広がることを理解していただきます。そして、開発の方向性やプラットホーム展開を発表します。また、プロメテック社の物理エンジンの機能をフルに活用したアプリケーションとして開発中のデモゲームの紹介をします。
講演者プロフィール
藤澤智光
2003年東京大学大学院にて工学博士を取得
同大学生産技術研究所で産学官連携研究院として勤務
専門は流体や構造物のシミュレーション(計算力学)
尾上耕一
2005年東京大学大学院にて科学博士を取得
同年 プロメテック・ソフトウェア株式会社入社
ゲームタイトル・VR向け受託開発業務に従事しつつ、「Octave Engine」の開発に関わっている
辛孝宗
2001年11月 オンラインカジュアルゲーム 「ポトリス」シリーズ 開発
2007年3月 東京大学 コンピュータ科学科 卒業
2007年4月 プロメテック・ソフトウェア入社、ゲームエンジンのデモゲーム開発に関わっている
山路和紀
株式会社プレミアムエージェンシー 代表取締役
東京工科大学メディア学部 非常勤講師
CG-ARTS協会 協会委員
バンタン電脳情報学院 非常勤講師
1994年、慶應義塾大学・環境情報学部卒業。株式会社セガ・エンタープライゼスに入社し、ゲームタイトルの開発、プロデュースに携わる。
2000年、マイクロソフト株式会社XBOX事業部へ移り、ゲームタイトルのプロデュースを手掛ける。
2003年、マイクロソフト退職。
2003年5月、株式会社プレミアムエージェンシーを設立。現在に到る。