HALO 4はMicrosoft Studiosの新設スタジオである343 Industriesによって開発されました。本セッションでは、日・米・英間で進められたHALO 4の音楽制作にまつわる様々なエピソードを紹介します。
主な内容
・343 INDUSTRIESのスタジオ概要
・音楽・オーディオチーム編成
・HALO 4の音楽スペック
・音楽ビジョンの打ち出し/共有
・外注コンポーザーへのディレクション/Neil Davidge氏
・インハウスと東京・ハリウッドの連携(インハウス作曲+アウトソースプロダクション)
・ゲーム用サラウンドとしてのミックスに対するアプローチ
・インタラクティブミュージックについて
など
講演者プロフィール
陣内 一真
2003年にボストンのバークリー音楽大学Contemporary Writing and Production科を卒業し、2006年に日本のゲーム業界でキャリアをスタート。サウンドの中でも音楽を専門に担当する。2011年に再び渡米。現在はMicrosoft Studiosの343 Industriesに所属し、HALOシリーズの音楽を担当している。
過去に担当した主なタイトルは、Halo 4, Metal Gear Solid Peace Walker, Metal Gear Solid 4 Guns of the Patriotsなど。
《講師からのメッセージ》
戸田 信子
2003年バークリー音楽大学のFilm Scoring(映画音楽作曲科)とContemporary Writing and Production(現代音楽とプロダクション科)の両学部を卒業。ハリウッドの映画音楽とアメリカの音楽プロダクションを学ぶ。フィルムスコアリング技術と、オーケストラを再現するモックアップ技術を生かすためコナミデジタルエンタテインメントのコンポーザーとして7年所属。Metal Gear Solidシリーズの長時間に及ぶカットシーン楽曲を映画音楽作曲家ハリー・グレッグソン=ウィリアムズと共に手掛ける。退職後、劇伴専門の音楽プロダクション「FILM SCORE LLC」を設立。現在日本とアメリカを中心に映画、テレビ、ゲーム音楽制作で活動中。最新作は「HALO4」、NHK総合「タイムスクープハンター」シリーズなど。