プログラマの開発効率向上パターン

タグ:
日時:
2010年08月31日(火)〜2010年09月02日(木)
形式: ポスター発表
受講スキル:
一般的なゲームプログラミングの経験
受講者が得られるであろう知見:
開発効率を向上させるあらゆる手段に関する体系化された知識。
セッションの内容

プログラマの日常の開発には開発効率を下げる要因が多々潜んでいます。
どのようにすればそれらを避けることができるのか、そのための技術、ノウハウを体系化してまとめることで問題をはっきりと認識し、状況に応じて最適な対策を講じることができるようにすることが狙いです。
少々アカデミックな内容となる予定です。


・常識へのアンチテーゼ
体系化する上で最も重要な点は、開発において当然だと思われていることに疑いをもってもう一度見直すという点です。
たとえば、開発が進めば進むほどプログラムのリンク時間は長くなっていきますが、これを回避する方法はいくつか存在します。
現在この問題の解決法として最も広く取り入れられている方法はスクリプト言語で処理を記述してそれをロードする方法だと思われますが、リンク時間を減らすという根本的な方向でもまだできることがあると思われます。
そのようなノウハウも網羅することで、開発者の取るべき選択肢を増やすことも目的です。

・各パターンの相関図
開発率を向上させる技術やノウハウにパターンとして名前を付け、各パターン間の関連を相関図として表現します。
これによってパターン同士の関連を理解しやすくし、パターンの効果的な組み合わせを模索することを目指します。
また、この相関図が開発効率に関する新しいアイディアを追加していくための叩き台となることも目指します。


講演資料

  • C10_P0207.pdf
  • C10_P0207_After.pdf

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講演者プロフィール

益 弘和

益 弘和
所属 : Ubisoft Osaka 株式会社

ゲームに限らず、組み込み系、制御系、Web系など様々な分野のソフトウェア開発に携わる。
《講師からのメッセージ》

現在のゲーム開発に必要なスキルは非常に多岐にわたります。
そんな中私は、枯れた技術からまだ必須とはされないものの将来重要となるかもしれない技術に至るまで色々とつまみ食いばかりしています。
日本の(特に中小企業の)ゲームプログラマは前時代的な環境でひたすらコンテンツの実装に追われ続けるイメージがありますが、そんな状況を打破し、少しずつでも前に進むために快適な開発環境を構築することに関する情報を共有していきたいと思っています。
皆さんにもお持ちの情報を是非ご披露していただきたいです。