Global Game Jam(グローバルゲームジャム)と言う言葉を聞いたことがありますか?Global Game Jamは、ゲーム制作にかかわるプロ・学生・教育者が、企業間・産学間の枠を超えて自由にチームを組み、ゲーム制作を行うイベントです。IGDA主催の国際的なイベントであるにもかかわらず、日本ではこのイベントに対する認知度や参加者が少ないのが現状です。本ポスター発表では、世界最大規模のオランダの Global Game Jamに参加した体験談を基に、Global Game Jamがどのようなイベントなのかを紹介します。
本ポスター発表の目的は、ゲーム制作にかかわるプロ・学生・教育者の方々にGlobal Game Jamの内容を紹介し、その重要性を知っていただくとともにGlobal Game Jamへの積極的な参加を促すことです。Global Game Jam自体の歴史は浅く来年で3回目を迎えます。しかしながら、このイベントは年々規模を大きくしており、今年は世界38カ国140の開催地で約900のゲームが制作されました。来年はさらに規模が大きくなると考えられます。このような状況の中で、今後日本ではどのようにGlobal Game Jamを運営していくべきなのか、海外のGame Jamを経験した視点を基に、参加者の方々と議論していきたいと考えています。また、日本でのGlobal Game Jamに対する認知度や参加者を増やしていくうえで、今後このイベントをどのように展開していくべきなのか議論していきたいと考えています。さらに、これらの課題をふまえて、来年福岡で開催予定の産官学連携によるGlobal Game Jam Fukuoka 2011について内容を紹介します。
本ポスター発表を通して、少しでも多くの方々がGlobal Game Jamに興味をもっていただければ幸いです。
講演者プロフィール
金子 晃介
略歴―平成18年:九州大学理学部物理学科卒業、平成20年:九州大学大学院システム情報科学府情報理学修士課程卒業、現在:同大学院博士後期課程に所属。
実績―オランダで開催されたGlobal Game Jam NL 2010にプログラマーとして参加。
《講師からのメッセージ》
私は、約4年前から福岡のゲーム分野の産官学連携の活動に関わってきました。今回紹介する Global Game Jamの内容もその活動の中から生まれたものです。Global Game Jamや福岡のゲーム分野における産官学連携について興味のある方は是非参加してください。