インハウスツール開発事例:ソニックの開発に使われているツール紹介

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日時:
2010年09月02日(木)11時20分〜12時20分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
・インハウスツール開発に興味のある方 ・現行機種(PS3/360/Wii/NDSのいずれか)でのゲーム開発経験があることが望ましいです。
受講者が得られるであろう知見:
『ソニックワールドアドベンチャー(PS3/360)』『ソニックと秘密のリング(Wii)』『きみのためなら死ねる(NDS)』で実際に使用されたインハウスツールの実例と現在開発中のツールに関してお話致します。
セッションの内容

1.プレビュー環境紹介(15分)

・『きみのためなら死ねる』(NDS)での実例紹介
・『ソニックと秘密のリング』(Wii)での実例紹介
・『ソニックワールド アドベンチャー(PS3/360)』での実例紹介
・現在開発中のプレビュー環境の紹介

2.失敗から学んだ事(20分)

・ゲームとビュー環境での描画機能の違いを作らない
・機能追加を行う時期と追加機能を使う時期を意識する
・量の見積もりに関しては担当者ごとに意識が大きく異なります
・担当パート向けにカスタムできるように
・見ただけで使い方がわかるツールとは
・プロジェクトによってツール開発のアプローチは異なります

3.プレビュー環境の作り方(10分)

・DCCツール上で動かす/独立したプレビュー環境/ゲーム本体とPCと通信して動かす
・ネイティブのゲームエンジンと C# との連携をどうするか
・Undo 可能な設計、クロスプラットフォーム向けの設計
・アイコン作成、配布方法、ドキュメント作成など周辺の事
・UAC制御に関する注意
・参考情報

4.今後の課題(5分)

・破壊、変形などのビューイング環境
・ノードベースのアニメーション制御方法

5.質疑応答(10分)


講演資料

  • C10_P0061.pdf

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講演者プロフィール

中川 展男

中川 展男
所属 : 株式会社セガ
役職 : 第二CS研究開発部 プログラマー

2000年セガ・エンタープライゼス(現セガ)入社。
「ソニック・ワールドアドベンチャー」では、ツール開発などを担当。

代表作
NDS「きみのためなら死ねる」 メインプログラム
Wii「ソニックと秘密のリング」
PS3/360「ソニックワールドアドベンチャー」
《講師からのメッセージ》

インハウスツール周りの開発事例となります。同じような社内ツールや開発環境整備を行っている方、あるいはこれから行おうとしている方にとって有益な講義になるようにしたいと思います。