インタラクティブな物語: 素晴らしき新ゲームジャンルに向けた、ゲームプレイのプロシージャル生成 (Interactive Narrative: from procedural generation of gameplay to brave new game genres)

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日時:
2010年09月01日(水)11時20分〜12時20分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
プロデューサー、AI プログラマ、ゲームデザイナー
受講者が得られるであろう知見:
ゲーム技術に大きな影響を与え得る重要な最先端研究領域に関する理解
セッションの内容

インタラクティブストーリーテリングの概念は、ゲームプレイの将来を定めうるものとして、ここ数年で有名になりました。この領域の現在の研究は、物語生成に特化した技術を産み出すことを狙っています。これは、インタラクティブストーリーテリングを、単なる抽象的なデザインコンセプト以上のものにします。これらのテクニックは、ゲームアクションのプロシージャルな生成の拡張として捉える事ができます。さらに、インタラクティブストーリーテリングは、洗練されたインタラクションとI/Oメカニズムを必要とし、台詞の理解と生成に強力な関係を産み出します。
この講演では、当領域の最先端研究を紹介し、実現可能性の最も高い方向と、解決されるべき技術的な課題を示します。「ホロデッキ」メタファーからデスクトップゲームに至る、インタラクティブストーリーテリングの起源とアプローチをレビューし、重要な概念と用語を紹介します。物語生成を実装するのに利用できそうな技術候補を説明します。これらは、最近のゲームAIの流行と関連します。また、特にNPCの台詞における、物語生成と、他の動的なコンテント生成の関係についてお話します。加えて、このプレゼンテーションでは、関連するインタラクティブ技術に関する考察や、インタラクティブストーリーテリングと、チャットボットから音声認識システムまでの言語ベースのインターフェースのシナジーについてお話します。
これらの異なる視点は、研究試作の成果物によって示されます。それらのうちのいくつかは、産業とのパートナーシップによって開発されたものです。最先端の実際に使われている技術をお見せするとともに、これらをゲーム制作プロセスの様々なステージに、どのように統合しているかをお話しします。最後に、インタラクティブストーリーテリングが、既存のゲームジャンルにもたらしうる利益についてお話しします。これがどのように既存のゲームジャンルに新しいプレイヤー体験をもたらし、コンピューターゲームの新規顧客に魅力的であるかを話します。
このプレゼンテーションは、AI 開発者に参加して頂く事を主に狙っていますが、プロデューサ―、ゲームデザイナー、投資家、スタジオマネージャーの方にもご興味頂けます。


講演資料

  • C10_I0053.pdf

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講演者プロフィール

Marc Cavazza

Marc Cavazza
所属 : Teesside University
役職 : School of Computing Professor

Marc Cavazza is a Professor at Teesside University (United Kingdom) and is recognised as one of the leading researchers in Interactive Storytelling. His group at Teesside has been active in the field for over 10 years, and its members are also teaching computer games development in one of the largest dedicated courses in Europe. The group has been involved in many research projects, some in partnership with computer games companies, and has developed no less than five different Interactive Storytelling prototypes since 2002.
He has published over 200 papers, including some of the most cited papers in Interactive Storytelling, and has been regularly invited to give presentations and introductory lectures on the topic. He has been a programme committee member for 80 conferences in the field of Virtual Agents, Interactive Storytelling and Entertainment Computing. He also chairs the IFIP Working Group 14.1 on Digital Storytelling, which is under IFIP TC14 on Entertainment Computing.
In 2010, He is serving as co-Chair for the ACM Intelligent User Interfaces and the ACM Multimedia Conferences, and is one of the keynote speakers at the IEEE Symposium on Computational Intelligence and Games. He is the project co-ordinator of the FP7 European Network of Excellence IRIS on Interactive Storytelling and, since 2009, the acting co-ordinator of the FP6 Companions Project, which is one of the largest research projects on conversational characters.