このセッションではAutodesk Softimage(旧 SOFTIMAGE|XSI)のSDKを使ったプラグイン作成について説明します。
受講者はSoftimage上で動作するCOLLADAエクスポーターの作成過程を追っていくことでSoftimageのSDKについて学習できます。
SDKの基本から、親子構造、ジオメトリ、マテリアル、テクスチャ、アニメーション情報の取得まで一通り解説します。特に初心者の陥りやすいスキニング、シェイプ、レンダーツリー、タンジェント、ユーザー拡張パラメータなども時間の許す限り説明する予定です。
XSIのデータ構造・API仕様については詳しく説明しますが、COLLADAの詳しい説明は行いませんのでご了承ください。またSoftimageには標準でCOLLADAのエクスポーターが付属していますが、今回のセッションではSDKの説明のために同様のものを作成します。
セッションの大半はC++のコードの説明になりますので、C++もしくは他の言語でのプログラミング経験が必要です。
一部の説明ではPythonも扱いますが、こちらは知らなくても大丈夫です。またCOLLADAの知識があると理解が容易になります。
Softimageについての基礎的な知識、オペレーションの経験が全く無い方には難しいかもしれません。
このセッションはできるだけ内容を詰め込みたいので、可能な方は下記のサイトからセッションドキュメント一式をダウンロードの上、軽く予習をお願いします。なお、ドキュメント内のソースコードを使用する際は、同梱されている「ソフトウェア等使用許諾規約」を順守してください。
http://me.autodesk.jp/temp/CEDEC2010_SoftimageSDK_COLLADA.zip
講演者プロフィール
立福 寛
2001年入社。アーケードゲーム用のライブラリ・ツール開発に関わる。特にコンテンツパイプラインの作成・メンテナンスが主な業務。Softimage、Mayaなどの各種ツールのプラグイン開発も行う。
《講師からのメッセージ》
Autodesk Softimage(旧 SOFTIMAGE|XSI)のSDKはゲーム開発者向けの情報が少ないので、エクスポーターの開発が大変です。このセッションではエクスポーター開発に必要なノウハウを時間の許す限り詳しく説明したいと思いますので、興味のある方は是非ご参加ください。