『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』と、『ELDEN RING NIGHTREIGN』は、
強い印象の背景グラフィックにするためにレイアウトを重視して制作されました。
この講演では、印象を強化する背景レイアウトを作るための手法と、多数の活用事例について解説します。
レベルデザインやコンセプトアートの解説は行いませんので、ご注意ください。
講演者プロフィール
佐藤 秀憲

2008年、株式会社フロム・ソフトウェアに入社。3Dグラフィックセクション所属。
『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』の開発では、エンバイロンメントアートディレクターを担当。
また、『ELDEN RING NIGHTREIGN』には、リードライティングアーティストとして参加。
《講演者からのメッセージ》
ELDEN RING の背景グラフィックを構築する際に、特に力を入れた部分がレイアウトです。
しかし、広大な3D空間で美しいレイアウトを作ることは難度が高く、数多くの問題が起きました。
本講演では、それらを解決するためのノウハウや、クオリティを上げるためのこだわりをお伝えしたいと思います。
主に3DCGアーティストの方へ向けた内容となりますが、なるべく専門的な用語を使わずに解説いたします。お気軽に受講をしていただければ幸いです。
片平 怜士

2017年、株式会社フロム・ソフトウェア入社。
3Dグラフィックセクションに所属し、背景グラフィック制作を担当。
『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』ではエンバイロンメントアーティストとして、
『ELDEN RING NIGHTREIGN』ではライティング/エンバイロメントアーティストとして開発に参加。
《講演者からのメッセージ》
私からは、先に紹介するレイアウトのノウハウと、現場の工夫で構築した背景グラフィックの『ELDEN RING NIGHTREIGN』における実例を紹介します。
『ELDEN RING NIGHTREIGN』では、制約が強い中で作る「印象的なビジュアル」に悩み時間をかけることが多々ありました。
この悩みを解決するにあたり、直感を極力除き理屈で整理していった内容を主に共有させていただきたいと思います。