※本セッションは、一部プログラム調整に伴い、新たに追加された講演です。
このセッションでは、CEDECのこれまでの歩みと現在の取り組み、そして今後の展望について参加者の皆様と議論する「タウンホールミーティング」を、CEDEC特別企画として開催します。
CEDECは20年以上の歴史がありますが、その間にゲーム開発の在り方は変化し、CEDECに求められる役割も少しずつ変わってきました。運営委員会としてもそれに応じて様々な取り組みを行ってきましたが、その詳細をお伝えする機会や、参加者の皆様から直接ご意見を伺う場は、これまで十分に設けられていませんでした。
そこで本セッションでは、CEDECの開催概要や運営体制、コロナ禍での対応、近年実施してきた改善施策などを共有し、事前にいただいたご意見や当日のリアルタイムでの声も取り上げながら、これからのCEDECの在り方について皆さんと共に考える「タウンホールミーティング」を開催します。
CEDECは単なる技術カンファレンスではなく、技術者同士のつながりを育むコミュニティでもあるべきだと私たちは考えています。皆さんと一緒に、CEDECの未来についてディスカッションできればと思います。
CEDECに関するご意見は、以下からお寄せください。
https://forms.gle/vXKzKeLu2pB8fY1d6
講演者プロフィール
金井大

2014年より株式会社Cygamesに合流。シニアゲームエンジニアとして、ネイティブアプリ開発、グラフィックス、VRなど幅広い分野で研究開発に従事、2024年4月からは専門役員として、ゲーム開発におけるAI技術の研究開発と利活用の推進を統括。
CEDEC運営委員会では、企画委員として2019年よりエンジニアリング(ENG)分野へ参画、2023年より委員長に就任。
2019年 – 「ゲームを面白くするためのプロセス改善と組織デザイン ~最高のコンテンツを実現するためのカイゼンとは~」
2017年 – 「ゲーム開発者が作るゲーム開発のための教科書」
2016年 – 「世界で渡り合える内製エンジン開発の成功方法を考える!シニア開発者の集い」
他、CEDECにて講演。
《講演者からのメッセージ》
2023年にCEDEC運営委員長に就任し、「よりよいCEDEC」を目指して様々な取り組みを行ってきました。CEDEC運営委員会には、多様な企業様から運営委員が参加しており、それぞれ異なるバックグラウンドを持っています。またCEDECは20年以上の歴史を持つイベントであり、その中には見直しが必要な要素も少なからず存在します。こうした背景の中で、変化を進めていくことの難しさや葛藤もありました。
本セッションでは、そうした運営の舞台裏や課題、これまでの取り組み、そして未来への展望について、できるだけ率直にお話ししたいと思います。これからのCEDECは、皆さんの声をより積極的に取り入れていくことが何より重要です。ぜひ忌憚のないご意見をお寄せください!
大井 勇樹

2003年株式会社カプコンへゲームプログラマとして入社し、数多くのコンシューマ機タイトルの開発に参加。
現在は社内製ゲームエンジン「RE ENGINE」のテクニカルディレクション、エンジン開発チーム運営、エンジニアとプロダクトのマネージメントに従事。
2019年よりCEDEC運営委員会にプロダクション(PRD)分野の企画委員として参画し、2023年より副委員長に就任。
CEDEC 2018「『MONSTER HUNTER: WORLD』における、製品クオリティを最大化するテクニカルディレクションと、エンジニアの能力を引き出すマネージメント」
他、CEDECにて講演。
《講演者からのメッセージ》
CEDECが好きで講演もおこない、コミュニティの一員としてたくさんの方との交流を深めていくうちに企画委員にお誘いいただいてから早6年も経ちました。
おかげさまで今年も無事CEDECを開催することができました。
これまでにご講演、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございます。
参加者として見ていたCEDECを主催者として見ると、いろいろと興味深いことがたくさんありました。
今回はそういったお話を皆さんにも共有し、同じ目線でCEDECを盛り上げていくきっかけにできればと思っています。
CEDECはイベントであると同時にコミュニティでもあります。
CEDECの価値を決めているのは他でもなくご参加いただいている皆様です!
CEDECを愛する方のご参加を心からお待ちしています。
金子 貴紀

2016年、株式会社コナミデジタルエンタテインメントに入社。コンシューマーゲーム制作部門にて、ハイエンドコンソール向けタイトルのBGM制作・演出・実装を担当。近年は、オーディオ部門のディレクションおよびプロジェクト管理を中心に業務を行っている。
2022年よりCEDEC運営委員会にサウンド(SND)分野の企画委員として参画。CEDEC2025より副委員長に就任。
これまでのCEDECでは、自身による複数回の講演に加え、招待セッションのファシリテーターとしても登壇経験がある。
《講演者からのメッセージ》
今年からCEDEC運営委員会の副委員長を務めることになり、より良いCEDECを目指して一年間取り組んできました。その中で改めて感じたのは、CEDECが技術者同士のつながりや知見共有の場として、少しずつ形を変えながら進化してきたということです。
本講演では、これまでの取り組みや変化の背景をお伝えするとともに、これからのCEDECをより良くしていくために何ができるのかを、皆さんと一緒に考える時間を持ちたいと思っています。
「もっとこうだったらいいのに」
「こんなことができたら面白そう」
そんな声を、ぜひ聞かせてください。
CEDECをより良い場にしていくためには、参加者の皆さんの声が欠かせません。
皆さんとともに、CEDECの未来を描いていけることを楽しみにしています。