東映特撮史上、初めて本格的なバーチャルプロダクション撮影に挑んだ「王様戦隊キングオージャー」。
バーチャルプロダクションやボリュメトリックキャプチャなどの先端映像技術を駆使し、数々の名シーンを手掛けてきた上堀内監督と、様々なチャレンジを伴走したソニーPCLの「清澄白河BASE」のスタッフが、ゲームエンジンを活用した映像コンテンツ制作の特徴やノウハウを解説する。
講演者プロフィール
上堀内 佳寿也
テレビドラマ・映画監督。演出家。鹿児島県出身。
【経歴】
高校卒業後、地元テレビ局でアシスタントディレクターやディレクターを経験し20歳で上京。 映画『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』に助監督として参加。『仮面ライダーキバ』より仮面ライダーシリーズの助監督として携わり、その後2017年に『仮面ライダーエグゼイド』より監督として活動。以降「仮面ライダーシリーズ」や「スーパー戦隊」「特捜9」「SPドラマ 管理官キング」などを演出。
現在は2023年3月から放送している「王様戦隊キングオージャー」をメインに活動中。
《講演者からのメッセージ》
実際に撮影した経験をもとにゲームエンジン×映像コンテンツの可能性をお話しできればと思います!
遠藤 和真
テレビ番組制作会社を経て、2014年にソニーPCL株式会社に入社。国内外の展示会、株主総会、商品プロモーション、音楽ライブなどのイベントや映像制作に携わる。
大型LEDディスプレイや高画質3DVRなどの先端映像技術を活用した経験を活かし、2021年よりバーチャルプロダクションプロデューサーとしてプランニングや制作技術のコーディネートを担当。
増田 徹
ソニー株式会社(現ソニーグループ株式会社)に入社後、ソフトウェアエンジニアとしてウォークマン®をはじめ、デジタルビデオカメラ ハンディカム、デジタルスチルカメラ Cyber-shot、業務用カメラ等の開発に従事。その後VRカメラおよびアルゴリズム開発と並行して現場での撮影もこなし、数多くの実写VRコンテンツを制作。2020年にはソニーグループ本社の中に「Volumetric Capture Studio Tokyo」を起ち上げ、Volumetric技術を活用したMVやTVCM、TVドラマ、映画、イベント向けコンテンツ制作に従事。2022年からはスタジオをソニーPCL株式会社の「清澄白河BASE」に移し、Volumetric技術をコアに、最新技術を活用した新たな表現の可能性を探求している。
麓 一博
1998年セガに入社。ドリームキャストの起動時の映像、いくつかのゲームタイトルのアート業務を経て、現在の描画ライブラリ開発、サポート部門へ。
現在では複数のゲームタイトルをDCCツール、表現技術面やワークフローに至るまで開発/サポートするチームを管理する立場へ。
・CEDEC登壇経験 2008~2015年
・XSI6のラウンチセミナーや、SiggraphAsia2009でリアルタイムシェーダー勉強法のプレゼン
・ソフトバンク クリエイティブ:デジタルゲームの技術にてテクニカルアーティストに関するインタビュー、「ゲームクリエイターが知るべき97のこと」TAについて寄稿など
・CEDEC2015~2020 運営委員会のプログラムWGビジュアルアーツ主担当
・TA Bootcampではセッションコーディネートを担当
《講演者からのメッセージ》
今回はファシリテータとしての参加となります。本セッションを最大限お楽しみいただけるよう頑張ります。