『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』は、今までのベヨネッタシリーズとは、まったく違う遊び、ビジュアルのゲームです。
その良さを際立たせるためのサウンド表現を考えた結果、今作の特徴である「絵本的なグラフィック表現」に対して、
「立体的なサウンド表現だと面白いのではないか」という発想の元、「立体音響」に挑戦致しました。
本セッションでは、『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』で導入した立体音響技術や手法について紹介させて頂きます。
●立体音響を導入した動機
●Binauralプラグインやマイクを使ったプリレンダの立体音響表現
●Wwiseのランタイムプラグインを使った立体音響表現
●”生音を感じる”オトフォニクスを使ったカットシーン専用の立体音響収録
講演者プロフィール
小西 悠介
『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』にて、リードサウンドデザイナーとして効果音の制作と実装などを担当
《講演者からのメッセージ》
このセッションをご視聴頂いた皆様にとって、何かしらの一助になれば幸いです。
進藤 美咲
プラチナゲームズ株式会社
第1開発事業部
シニアサウンドデザイナー
ゲーム業界歴15年
リードサウンドデザイナーとして多くのプロジェクトを担当
【担当プロジェクト】
BAYONETTA 1~3 / The Wonderful 101 / NieR:Automata / ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔 等
《講演者からのメッセージ》
ゲームの音を全部バイノーラルで作ってみたらどうなるのか。
そういった事に興味をお持ちの方、是非!うまくいった事、いかなかった事、余すことなくお話しますので、参考になれば幸いです!
丹羽 広樹
『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』にて効果音の制作と実装を担当。
《講演者からのメッセージ》
初めてこのような大舞台でお話させていただきます。
視聴してくださる皆様にとって有益なお時間となるように頑張ります。
北村 一樹
1985年東京都出身。
大学在学中にビクターエンタテインメントより【livetune】名義でデビュー。
ボーカロイド楽曲で世界初のメジャーアルバムをリリース。
洗足学園音楽大学を主席卒業後、
株式会社カプコンにサウンドデザイナーとして入社。
2017年1月6日、株式会社コネクテコを設立。
また、同年4月より洗足学園音楽大学にてサウンドデザインの講師を務める。
《講演者からのメッセージ》
Otophonicsという立体音響を利用した収録のノウハウをご紹介できたらと思います。
人間の耳の不思議を皆さまも体験してみて下さい!
武井 純孝
立体音響Holophonicsに触れた衝撃から研究を開始。
2006年頃からウェブサイトにて音源を頒布開始。
2011年「謎惑館」のOtophonics録音を担当。
2023年「ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔」のOtophonics録音を担当。
《講演者からのメッセージ》
いつかはマッチ箱や貨物列車が発車する時の音を立体音響で録ってやる!という夢から始まり、縁あってゲームという夢を紡ぐ仕事の末席に名を連ねさせて頂くことになりました。