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日時:
2023年08月23日(水)13時30分〜14時30分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
Web API実装に興味がある方
受講者が得られるであろう知見:
* RDBMSにおけるロックの獲得方針の一例
* APIレスポンスフィールドの決定方針の一例
セッションの内容
ゲームのバックエンドAPIは、表面上はAPIクライアントからのリクエストを検証し、リソースを読み書きし、結果を返すというシンプルな役割を持ちます。しかし、実装に進むと、どのロックを獲得するべきか、データベーストランザクションはどこで開始すべきか、どの層に実装を書くべきか、レスポンスフィールドに何を含めるべきかなど、多くの問題点が浮かび上がります。
このような状況で重要なのが、明確な方針を立て、レールを敷くことです。これにより実装が効率化され、問題解決の進行がスムーズになります。
本セッションでは、ドラゴンクエストタクトを一例として、これらの問題に対する具体的な解決策についてお話しします。
講演者プロフィール
市東 隼
所属 : 株式会社Aiming
部署 : 第一事業部
役職 : スペシャリスト
2012年に株式会社Aimingに入社。
基盤チームで修行後、管理ツールやバックエンドAPIの開発に従事。
ドラゴンクエストタクトでは、技術選定に始まり、バックエンド全般の開発を担当。
《講演者からのメッセージ》
ゲーム開発におけるバックエンドAPIの実装は一筋縄ではいきません。特に、スケーラブルな設計やデータベースロックの問題など、様々な課題があります。
実装時にも、ロック獲得をどこに記述すべきか、このエンドポイントのレスポンスはどう定義すべきか、などの悩みが生まれます。
このセッションでは、ドラゴンクエストタクトの開発を一例に、これらの課題に対して試みた解決手段をお話します。今後の開発の参考にしていただければ幸いです。