人工大理石透過型LEDタッチディスプレイ MarbLED の応用デモ

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日時:
2023年08月23日(水)09時45分〜2023年08月25日(金)19時00分
形式: インタラクティブセッション
受講スキル:
・センシング技術や実世界指向技術を含めたユーザインタフェースに興味ある方 ・既存のゲームにとらわれない遊びや、体験を楽しむデザインに興味ある方
受講者が得られるであろう知見:
IoT(Internet of Things)や環境型ユーザインタフェースによる新たな方向性のエンターテインメント創出と生活シーンのIT化に関する考え方。
セッションの内容

身の周りのモノや場所をユーザインタフェース化して実世界指向エンターテインメントシステムを実現する数々の研究開発をしています。昨年のインタラクティブセッションでも発表した「人工大理石透過型LEDタッチディスプレイ」ですが、今回のインタラクティブセッションでは、改良・進化したハードウェア・ソフトウェアの実装とその機能・性能を活かしたアプリケーションについてデモ展示します。具体的には3点マルチタッチを活用したゲームや、家電操作デモなど、実際の家庭用キッチンなどで楽しめたり活用できたりするアプリを幾つも体験可能です。未来の住まいで、自宅の環境が隠れたユーザインタフェースとして機能して、そこでゲームを始めとするエンタテインメント環境が展開されることを想像しながら体験してください。


講演資料

  • CEDEC2023_MarbLED.pdf

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講演者プロフィール

平# 重行

平# 重行
所属 : 京都産業大学
部署 : 情報理工学部
役職 : 教授

オージス総研、イメージ情報科学研究所、KRIなどを経て現職。子供の頃からプログラミング(主にゲーム作りなど)とピアノ演奏や電子楽器いじりなどしてきた延長線上で、インタラクティブで楽しい・面白い実世界指向なシステム、コンテンツ作品制作のためのツール作りなどをしています。CEDECでは過去に浴槽をUIとしたシステムをインタラクティブセッションで展示したり、家の様々な場所をUIとする技術とゲーム開発者との関係などについて講演しています。本セッションを含む様々な研究プロジェクトについては、研究室Webサイト http://hir.ai/lab をご覧ください。
名前は平#と平♯と平井どれも使います。
Twitter: @shigeyuki_hirai
Facebook: shigeyuki.hirai
LinkedIn: shigeyukihirai

《講演者からのメッセージ》
昨年も発表した技術ですが、今回はオンラインでの発表ではないので、会場に来場された方に直接体験してもらうことができます。昨年同様に注目してほしいのは、普段の生活を行う家の中で、スマートフォンやタブレット端末、PC等を使うのではなく、周囲の環境がディスプレイかつ操作インタフェースであり、アプリが動作する場所になる、という概念です。キッチンや洗面台にアプリやコンテンツをインストールして切り替えて使っていく生活、ライフステージや趣味嗜好が変わればそれに対応したアプリやコンテンツを変えるといったスマートフォンなどで行っていることが実環境で可能となる未来の生活シーンを想像してください。その中で、エンタテインメントとして何ができるか?をイメージしつつ会場で体験していただければ幸いです。

中植 義斗

中植 義斗
所属 : 京都産業大学大学院
部署 : 先端情報学研究科
役職 : 大学院2年生

主にユーザインタフェース、インタラクティブシステムに関する技術に興味があり、大学院では人工大理石透過型LEDタッチディスプレイのソフトウェアプラットフォーム化について研究を行っています。また、インディーゲーム制作チームにてゲームプログラマとしてゲーム制作活動を行っています。

《講演者からのメッセージ》
今回の発表のシステムのソフトウェアプラットフォームの構築を担当しています。既存の住宅設備であるキッチンや洗面台などの生活環境とエンタテインメントとが、これからどのように融合していくのかを想像しつつ参加していただければ幸いです。

浦 千尋

浦 千尋
所属 : 京都産業大学大学院
部署 : 先端情報学研究科
役職 : 大学院2年生

画像や映像に関する技術に興味があり、現在は人工大理石透過型タッチディスプレイのセンシング処理について研究を行っています。

《講演者からのメッセージ》
今回の発表では、基板の設計・制御とセンシング処理を担当しています。このデバイスは画面表示とタッチセンシング共に特徴があり、既存のタッチパネルとは異なる様々な活用が可能です。操作可能なデバイスとなったキッチンでどのように遊ぼうかと想像していただければと思います。

共同研究・開発者

蚊野 浩(京都産業大学 情報理工学部)