近年、3D都市モデルPLATEAUを活用してドローンや観光、防災などのソリューション開発の事例が多く出てきています。しかし、現在のPLATEAUの建物データには一部のエリアにしかテクスチャがなく、ほとんどの建物データは白い箱モデルで公開されています。
本セッションでは大量にある白い箱モデルに対して、建物の外観であるファサードを自動生成する取り組みを紹介します。さらに、自動生成したファサードをテクスチャにベイクする方法や白い箱モデルにテクスチャをマッピングする方法を詳しく説明します。また、ゲームエンジン上でのパフォーマンスを考慮して工夫した点についても説明します。
PLATEAUのデータを活用されている方やこれからPLATEAUのデータを使ってみたい方の参考になれば幸いです。
講演者プロフィール
大道 博文
2021年、シリコンスタジオ株式会社に新卒入社。入社後、研究開発室に所属し、機械学習のリアルタイム推定の研究開発に従事。現在はPLATEAUを活用した研究プロジェクトの開発・検証に取り組む。
《講演者からのメッセージ》
2023年2月に「PLATEAU SDK for Unity」、「PLATEAU SDK for Unreal」がリリースされたことで多くの方がPLATEAUに関心を持っているかと思います。本セッションではPLATEAUの簡単な紹介や課題を整理した上で、課題を解決するためにPLATEAUのデータをどのように活用をしたかを説明します。これからPLATEAUのデータを使う人に向けて、少しでも参考になれば幸いです。