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日時:
2023年08月24日(木)14時50分〜15時15分
形式: ショートセッション(25分)
プラットフォーム: PC
受講スキル:
BVHを実装された経験がある方
LODを用いたレイトレーシングの高速化に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
BVHのLODを用いた高速化手法の概要
上記の手法を複雑なマテリアルを持つジオメトリにも適用する手法の概要
セッションの内容
本セッションの内容は、GPUOpenにて公開している “Multi-Resolution Geometric Representation using BoundingVolume Hierarchy for Ray Tracing” を日本語で解説するものです。
この論文では Bounding Volume Hierarchy (BVH) の高速化を扱っています。
本セッションでは、まずモンテカルロレイトレーシングで一般的に用いられるデータ構造であるBVHについて説明し現状の問題点について話します。
そしてその問題の改善手法として、事前計算を必要としないLevel of Detail (LOD) 表現を取り入れたBVHレイトラバーサル手法について話します。
また、そのLOD表現を複雑なマテリアルを持つジオメトリにも適用する手法についても話します。
最後にこれらの手法を用いた結果と今後の課題について話します。
講演者プロフィール
池田 翔
所属 : Advanced Micro Devices, Inc. Japan
部署 : Advanced Rendering Research Group
役職 : Sr. Software Engineer
2017年にAMDに入社し、Radeon ProRender の開発に携わる。以降はグローバルイルミネーションレンダラーの実装やレイトレーシングの技術調査・研究を行っている。
《講演者からのメッセージ》
私達 Advanced Rendering Research Group は GPUOpen (webページ) にてレイトレーシングに関する様々な研究や技術情報を公開しています。今回発表する内容もその一つです。興味のある方はぜひご覧ください。
共同研究・開発者
Paritosh Kulkarni (Advanced Micro Devices, Inc. Canada)
原田 隆宏 [Takahiro Harada] (Advanced Micro Devices, Inc. USA)