ゲーム実況自体は既にネット動画の世界では一般的なコンテンツとなっていますが、その「効果」や「影響」について語られる事はあまりありません。
本セッションでは過去に私が行ったセッションと同様に、ゲーム実況の歴史の振り返り、関連人物・組織紹介などを行いながら、様々な事例を通して得た「ゲーム実況の可能性」を私見も交え語っていきます。
また今回は長年ゲーム実況の現場でプロとして活動されているスタジオNGCの「えどさん”」こと江戸清仁さんにもご登壇頂く予定です。「視聴者の視点」と「ゲーム実況者の視点」2つの視点からお話できればと思います。
<内容一例>
・ゲーム実況の様々なメリット・デメリット
・ゲーム実況の歴史
・ゲーム実況に関する様々な事例
・メーカー等「中の人」の関わり方(コンテンツと同化するクリエイター)
・ゲーム実況など様々な「ゲーム番組」の効果
・メーカー・実況者・ファン等が関わり合い生み出す自発的コミュニティのポジティブな影響
・ゲームコミュニティの理想的配分は「1つの大きなコミュニティと多くの小さなコミュニティ」?
・「居場所」を提供できればユーザーが留まる、ゲームの「ご縁」が生まれ、そして続く…など
いち視聴者としてゲーム実況に長年接してきた立場だからこそ、私はゲーム実況がもたらすポジティブな力を信じています。
「ゲームに関わる人すべてが幸せになれる世界」
そのヒントがゲーム実況にはあります。
講演者プロフィール
中田 朋成
いち視聴者としてゲーム実況を楽しむ中、『NGC(ニコニコゲーム実況チャンネル)』との出会いを機にゲーム実況業界を分析的に見るようになり、独自に分析を進める。
その後CEDECの講演者公募を知り応募、過去2018年、2020~2022年と登壇。
また有志が運営に関わるゲームコミュニティ『NGC2』に参加。広報セクションマネージャーとしてゲーム実況イベントの企画運営や『東京ゲームショウ2016』へのブース出展などに携わった。
《講演者からのメッセージ》
私はゲームメーカーなどへの勤務歴はありません。
有名なゲーム実況者でもありません。
私に何かあるとすれば、誰よりもゲーム実況を楽しみ、ゲーム実況に救われてきた「観客」としての経験です。
何故こんなに「ゲーム実況のある暮らし」は楽しいのか、
それを考えていたらいつの間にかこうして登壇する事になりました。
是非みなさんと思いを共有し、みなさんと一緒に考えていけたらと思います。
江戸 清仁(えどさん”)
俳優業を中心に活動(ゲーム『SIREN』石田徹雄 役など)の後、ゲーム実況活動を開始。
プロとして許諾・依頼のあるゲームのみを実況するスタンスを明確にし、2009年にはゲーム関連の動画・生配信を中心に活動する「スタジオNGC」を設立。
2016年には企画・運営・出演の一部を視聴者が担う独自のスタイルで「東京ゲームショウ」にブース出展を行った。
現在は神奈川県小田原へ拠点を移し、新しい視点での取り組みを準備中。
《講演者からのメッセージ》
長年「仕事」としてゲーム実況を行ってきた立場からの知見、事例をお話できればと思います。