本年で運営開始から10周年を迎える『ファイナルファンタジーXIV』。
立て直しを図った『新生エオルゼア』から、最新の拡張版『暁月のフィナーレ』までシナリオチームの中核を担ってきた二名が、この10年の歩みを振り返ります。
・運営型タイトルにおけるシナリオ制作のポイント
・四苦八苦してきたチーム編成の歴史
・たったひとつだけ存在する「10年間使い続けているツール」
などなど、ざっくばらんな対談となる予定です。
『ファイナルファンタジーXIV』をご存知の方はもちろん、未プレイの方でも気軽に聞いていただける内容かと思います。
講演者プロフィール
石川 夏子
ゲームデザイナー(プランナー)として小~中規模タイトルを扱うデベロッパーで勤務後、2013年に「株式会社スクウェア・エニックス」へ入社。
『ファイナルファンタジーXIV』にて数々のシナリオ制作を担当し、最新拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』および『漆黒のヴィランズ』ではメインシナリオを手掛けている。
執筆のみならず、設計や演出の提案、それに伴うリソースの発注管理など手広く作業を受け持つ。
《講演者からのメッセージ》
革新的な技術や、イマドキな開発手法とは縁遠い私たち。招待講演という形でお声がけいただかなければ、この10年間の細々とした積み重ねについて話すことはなかったでしょう。何かひとつでも、長期運営を目指して開発をしていらっしゃる皆様の参考になればと思い、ささやかながら情報共有をさせていただきます。
織田 万里
出版業界での勤務を経て、2011年に「株式会社スクウェア・エニックス」へ入社。
旧『ファイナルファンタジーXIV』より世界設定を担当し、拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』からはメインシナリオライターも兼務。現在は世界設定やシナリオの監修、企画の原案等を担当している。
《講演者からのメッセージ》
はやいもので前回、CEDECに登壇させていただいてから5年が経ち、おかげさまで『ファイナルファンタジーXIV』は、サービス開始より10年の節目を迎えることができました。
よい機会をいただけましたので、みなさまと一緒にこの10年間を振り返りつつ、長期運営型プロジェクトのシナリオ制作にまつわるアレコレについてお話できればと考えております。