本セッションは外注制作の作曲家という立場から「仕事を受注してから実際に作るまで」どのような過程を経て作っているのかをご紹介します。
どういう所から着想を得ているか、発注書からどういう所をくみ取っているのか、発注書にご記載いただきたい情報は何かなどサウンドを発注される立場の方々にもお役に立てる内容にいたします。
白澤・藤岡両名の視点から、実例を交えつつ、普段どういうところを音楽で表現しようとしているのか音楽の「意図や効果」をお話しします。
また、言語化しづらい音楽への指示に対してどう認識をすり合わせるのか、さらに作曲家側から一歩踏み込んだご提案をするための手法などについてもお届けします。
講演者プロフィール
白澤 亮
代表作:クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~、ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS、ブラックスター、THE IDOLM@STER MILLION LIVE! ZWEIGLANZ アライアンス・スターダストなど
音楽専門学校を卒業後、バンド活動を経て作編曲を独学する。
6年間のフリー活動後、2015年1月にノイジークローク入社。現在に至る。社内ではBGM制作を担当、年間200曲程度を作曲している。 歌もの、インスト、映像音楽、ジャンル問わず制作している。
得意な音楽は「カッコいい、疾走感があるもの」
藤岡 竜輔
代表作:ミトラスフィア、Bloodstained: Ritual of the night、魔法使いの約束 など
高校卒業後、フランス・ストラスブール大学へ留学、言語学・西洋史・社会歴史学などを学ぶ。
在学中に民族・伝統音楽に興味を持ち、のちに様々な楽器を独学する。
同時期に作曲を始め、フリー活動を経て、2016年1月にノイジークロークに入社。オーケストラ曲をはじめ、民族音楽、ヘビーメタル、ジャズなど多岐に渡り、年間数百曲制作している。
得意な音楽はファンタジック・情緒的なオーケストラなど。