近年、スマートフォンゲーム内のアドベンチャーパートは
年々リッチ化が進み、ボイスの再生や、漫符を使った表現、
カメラ演出や、モーションをつけた立ち絵表現など様々な工夫が行われるようになりました。
その分開発の規模も大きくなり、携わる人間も多くなったため、
しっかりとしたルールを作成して開発を行わないと、
手戻りが発生したり、大きな工数がかかってしまいます。
『アサルトリリィ Last Bullet』は、登場人数も多く、
日常シーン、戦闘シーンが魅力的な作品であるため、
アドベンチャーパートの見せ方はかなりの試行錯誤を行いました。
加えて、モーションをつけた立ち絵表現は社内で初めて行う試みで
想像以上の工数もかかることとなりました。
本セッションでは、近年のリッチなアドベンチャーパートを作成するためのノウハウを説明いたします。
また、アドベンチャーパートが完成に至るまでの試行錯誤も共有することで
新規にアドベンチャーパートを作る時に参考となる発表といたします。
講演資料
- 『アサルトリリィ Last Bullet』アドベンチャーパート開発ノウハウ紹介 ~2021年のアドベンチャーパート開発に必要なルールと知識.pptx
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講演者プロフィール
松村 勝広
Windowsの業務アプリケーションの開発、iPhoneネィティブアプリケーションの開発
ゲームプラットフォーム開発を経て、2013年より株式会社ポケラボに所属
GvGタイトルや、新規ゲームの開発のリードエンジニア、
クライアントの基盤部分の設計や実装を担当
『アサルトリリィ Last Bullet』では、シナリオやアドベンチャーパートの作成を担当
《講演者からのメッセージ》
近年のゲームにおけるアドベンチャーパートは年々リッチ化が進んでおり、
開発の規模も大きくなってきております。
しかしながら、アドベンチャーパートは、シナリオや演出といった感性で判断する部分が多く
作り方や、開発に必要なルール、必要な人材などの情報が十分言語化できていなかったと感じております。
今回の発表では、『アサルトリリィ Last Bullet』での開発ノウハウを共有することで、
複数人で作業を行うために必要なルールや、思想を共有し、よりよいアドベンチャーパートを
作るための知識が得られる発表にしたいと思います。