COVID禍においても、新興国のゲーム市場は活発な成長を見せています。中国や韓国企業などの進出成功例が増えるだけでなく、欧米や日本のゲームビジネスにまで影響を及ぼすケースも散見されるようになりました。一方で、インドネシア発の『コーヒートーク』のように、新興国発の優れたインディーゲームが世界的に評価されるようになってきています。
今回は、海外進出に関心のある日本のゲーム会社・クリエイターのために、フィリピンなどの東南アジア、インドなどの南アジア、アラブ諸国などの中東の三地域について、ゲーム市場・産業における最新事例を各種最新データとともに紹介します。
講演者プロフィール
佐藤 翔
京都大学総合人間学部卒、米国サンダーバード国際経営大学院で国際経営修士号取得。ルーディムス代表取締役。新興国コンテンツ市場調査に10年近い経験を持つ。日本初のゲーム産業インキュベーションプログラム、iGiの事務局長。インドのNASSCOM GDC(インドのIT業界団体「NASSCOM」が主催するゲーム開発者会議)の国際ボードメンバーなどを歴任。日本、中国、サウジアラビアなど世界10カ国以上で講演。『ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード』(SBクリエイティブ)で東南アジアの章を執筆。ウェブマガジン『PLANETS』で「インフォーマルマーケットから見る世界」、『NNAカンパサール』で「プロの眼」に連載中。
《講演者からのメッセージ》
新興国の調査を始めてから約10年、新興国市場における成功事例のほとんどは中国を中心に外国企業ばかりですが、日本のゲーム会社、日本のゲームクリエイターの方々にも新興国にチャレンジしていただきたいと思っております。お力になれることがあればいつでもご連絡ください。