昨今のインタラクティブなゲームプレイとBGMの関係性は切り離せないゲームサウンド演出の1つです。このセッションでは「FF7Rインターグレード」のインタラクティブミュージックの制約下に基づいて作成された以下事例と制作について紹介します。
・インターグレードにおけるBGM使用方法と実装Tips。
・プレイヤー連動に合わせ制作したDAWのトラック構成/ループ設定、実装までの手順。
・日本語/英語の異なる言語が持つ本来の言い回しが損なわれないメロディへの当て込み方。
・リモートを活用した異なる環境収録によるボーカルプラグイン処理事例。
講演者プロフィール
鈴木 光人
『ファイナルファンタジー VII リメイク』、『スクールガールストライカーズ』などを担当。近年ではゲームのみならず、TVアニメの楽曲制作、音楽専門誌での機材レビュー執筆や舞台音楽の制作にも携わっており、多方面で才能を発揮している。CEDECはじめ、GDC、AES(日本学生支部)、パイオニア、NATIVE INSTRUMENTS、学校など国内外で登壇多数。
SQUARE ENIX MUSIC Official Blog「鈴木週報」
http://blog.jp.square-enix.com/music/cm_blog/suzuki/
《講演者からのメッセージ》
楽曲が持つ表現を最大限に活かしつつ、再生方式やリアルタイムアレンジ、そして環境の変化による制作事例をあわせてご紹介いたします。
河盛 慶次
スクウェア・エニックス入社後、ファイナルファンタジーシリーズを初めとする各タイトルでシンセサイザー・オペレーターとして活動後、
現在では音楽ディレクションも手がけるなど活躍の場を広げている。
『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』ではミュージック・スーパーバイザーを務め、選曲&発注スキルは社内外問わず厚い信頼と安定感がある。
近年の担当タイトルは『FINAL FANTASY VII REMAKE』、『KINGDOM HEARTS III』など。
《講演者からのメッセージ》
昨年は『FINAL FANTASY VII REMAKE』音楽の鳴らし方概要を講演いたしましたが、今年はピンポイントなロケーションで、鳴らし方を掘り下げつつ、音楽制作部分の解説を多く含む内容になっております。
土岐 望
サウンド部でプロジェクトマネジメントを担当。音楽的知識と語学力を活かしたワークフローが特徴。主な参加タイトルは『FINAL FANTASY VII REMAKE』『FINAL FANTASY XIV』『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Remastered Edition』など。『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』ではマネジメントに加え譜面作成からメロディメイクまで多岐に渡り担当。CEDECは2020年に続き2度目の登壇となる。
《講演者からのメッセージ》
日英2言語対応の楽曲を制作したフローや、各言語別メロディライン制作のポイント、コロナ禍での制作の進め方等、お話しさせていただきます。