■目次
1.WFS社が社内ローカライズ組織の立ち上げに至るまで
a.モバイルゲームにおける海外展開のトレンド
b.世界同時運営のためのローカライズ業務の要件
2.世界同時運営を実現させた、ローカライズ組織の体制と機能について
a.WFS社のローカライズ組織の体制と機能
b.世界同時運営を実現させるための、海外運営PMの役割
3.世界同時運営による「課題」と「改善」について
a.ローカライズのスピードと品質における課題の改善について
b.翻訳マスタの自動化
c.翻訳CATツールの導入/活用
d.各言語翻訳ディレクターの配置
e.機械的言語QA
講演者プロフィール
チョン ジェヒ
2015年グリー入社。QA、CS部門を経て、大型IPゲームタイトルのゲーム設計ディレクター歴任。
その後、WFSの海外展開の立ち上げに参画し、複数のゲームタイトルの海外開発 / 運営PMを担当。
現在はWFSの海外プロダクトの開発 / ローカライズ / 運営の責任者としての役割を担う。
《講演者からのメッセージ》
日本国内のモバイルゲーム市場の競争は年々激化しており、その打開策として海外展開を考える企業が増えています。
また、近年は多くの企業が日本国内で開発して、世界同時運営を前提として海外展開をしており、それが一つのスタンダードとなろうとしています。
WFS社はそういった業界のトレンドに合わせて、社内でローカライズ組織を立ち上げて、高いスピードかつ高品質の翻訳で自社のコンテンツを世界中のユーザーに同時に届けることを図りました。
その結果、今は世界の71の国と地域で同時運営が実現できました。
本セッションでは、WFS社が「日本国内で開発して、世界に同時に届ける」を実現するために行った、ローカライズ組織の立ち上げと運営について紹介します。
そして、その経験を通じて学んだ、社内にローカライズ組織を置くことの利点や課題、改善について総合的にお伝えします。