プロジェクトの企画段階において考えるべき・知っておくべき・試みておくべき、マーケティング施策。なかでもとくにIndieapocalypse以後、海外のカンファレンスで指摘されてきた「インディ開発者向けのマーケティング」を整理して提示する。このため小規模開発に向いた知見となるが、昨今の小規模開発はチームメンバーが3桁に乗ることもままあるということを前提としての「小規模開発向けの知見」となる。
また講演者はライターおよび書籍編集としても活動しているため、記事執筆者・編集者としての経験から、企画段階でのマーケティング施策の組み込み方も追加でコメントする。
なお本格的なコミュニティ・マネジメントのような、個人レベルでは実現不能な領域は除く。またゲームを正式リリース(ないしアーリーアクセス開始)した後のマーケティングについても論じない。ゲーム完成後の宣伝活動に小規模開発者が寄与できることは極小である。
講演者プロフィール
徳岡正肇
アトリエサード所属。ゲームジャーナリスト/シナリオライター。主に4Gamer.netに寄稿。
過去の登壇:
CEDEC/Game Industry Conference/REBOOT Develop/Sweden Game Conference
《講演者からのメッセージ》
技術カンファレンスがオンラインに移行したことにより、これまでになく「海外にどう発信していくか」が重要になってきたようにも感じます。今年の講演は日本語で行いますが、今後は(かつ至急)真剣に考えていかねばならない課題であると認識しています。こういった変化も踏まえつつ議論できればと考えております。