クラウドゲーミングはこの数年でさまざまな大企業が取り組み始めています。Stadiaをはじめとし、Project xCloudやGeForce NOW、そしてLunaも参戦し始めました。
しかし、クラウドゲーミングにはさまざまな課題があります。映像や音声の遅延、ゲームサーバーの割り当てやスケーリング、状態管理やゲームの正常終了処理やセーブデータのアップロードなど多岐に渡ります。
私たちはOOPartsというクラウドゲーミングサービスを提供しています。2021年4月で正式版リリースから1年経過し、運用経験から様々な知見が得られています。
本セッションでは、その中でもゲームサーバーの割り当てと状態管理、加えてスケーリングについてお話しさせていただきます。
ゲームサーバーの割り当てや状態管理はクラウドゲーミングに限らず、サーバーが存在するオンラインゲームにおいては共通のアイデアが使用できます。
OOPartsによる独自の管理方法と、オープンソースを絡めた一般的な方法をはじめとし、それらのメリットや課題を交えながら、お話しできればと思います。
講演者プロフィール
皆川 大樹
HAL東京を2019年に卒業後、Web系のITベンチャーに就職し、同時期にBlack Inc.でソフトウェアエンジニアとしてクラウドゲーミングプラットフォームであるOOPartsの開発に参画。
昨年は「クラウドゲーミング最新開発事例 ~次世代のゲーム体験を追求していく~」というテーマで登壇。
https://cedec.cesa.or.jp/2020/session/detail/s5e7f9a66d0c16.html
また情報処理安全確保支援士としても活動しており、セキュリティに関する相談も受けている。
Twitterは @oliver_diary で活動中。
《講演者からのメッセージ》
我々はOOPartsというクラウドゲーミングサービスを開発しています。今年の4月で1年を迎えましたが、運用の中で多くの問題が浮上していました。実際に出てきた辛みをどのように解決していったのか、また今後どのように改善していくのかをお話しする予定です!
クラウド技術に興味がある人はぜひお越しください!